得意ではない料理は、労力をかけずに朝ごはんで栄養を
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ひとり暮らしをしながら、YouTubeで動画を配信したり、地元の新聞で連載をもっていたりと、好奇心旺盛に活動しているロコリさん(72歳)。
新しいもの好きな性格ですが、料理は少し苦手だそう。それでも、日々の食事は神経質にならない程度に健康に気づかい、楽しい食器とおいしいもので食卓を彩っていると言います。朝食では、最低限の労力でコスパよく栄養を摂取。
「朝食は豆乳ヨーグルトに冷凍のブルーベリーを加えて電子レンジでちょこっと加熱。冷たいものが苦手なんです。そこに、健康を意識してキーウィやオートミール、コレステロールを減らしてくれるオメガ3を含むインカインチ(グリーンナッツ)オイルをプラス。ラクして必要な栄養をとっています」(ロコリさん)
食生活は命の基本!スパイスたっぷりの朝ごはん
スパイスやハーブをいかに日本の暮らしに取り入れるか、長年研究を続けてきたスパイス料理研究家の吉山武子さん(82歳)の食生活には工夫がいっぱい。ワンプレートに盛りつけられたスパイスたっぷりの朝ごはんにも、たくさんの食材やスパイスが並びます。
「左手前のご飯はカルダモンやショウガ、ターメリックを入れて炊いたもの。右手前は、いり卵と炒めタマネギを合わせたところに、バジルやオレガノなどをブレンドした『イタリアンミックスのドライハーブ』で香りづけ。季節野菜に藻塩を加えた熱湯でゆでたものや大豆の煮豆も。山イモのすりおろしに、黒ゴマ、ミントを添えて。デザートのバナナは焼いてアガベシロップ(穏やかな甘さの甘味料)とシナモンをふったものと、朝から盛りだくさんです」(吉山さん)
『老けないあの人の素敵な年の重ね方』(扶桑社刊)では、このほかにも老けない人の暮らし方を紹介。さらには、お酢や豚肉、魚を使った免疫力アップレシピなども。老けない食生活、ぜひ真似してみてくださいね。