いつまでも気分が乗らないときの対処法

片づける女性
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「気分が乗ったときにものの整理をしましょう」とお伝えしましたが、いつまで経っても気分が乗らない…なんてこともあります。

人は「やらなければいけない」と思うほど、そのタスクをめんどくさく感じてしまうものです。やらなければいけないことを前にして「気分が乗ったときに…」とひたすら待っていても、焦りが先行してなかなかうまくいきません。そのために、自分の気分を乗せる方法を見つけておきましょう。

重い腰をなかなか上げられなかった私が、実践してみてよかったものをいくつかご紹介します。

●1:好きな音楽を流す

ものを整理する際に好きな音楽を流すと、気分が上がってポジティブになりやすいです。面倒、おっくうというネガティブな気分から「よし、やるぞ~!」と気合いが入り、楽しく取りかかることができます。

●2:ごほうびを用意する

自分をごほうびで釣ることは、気分を上げるために効果的な方法です。ものの整理が終わったら好きなお菓子を食べる、甘い飲み物を飲む、映画を観る…など、ささやかなごほうびを準備しておくとやる気もアップします。整理が終わったあとは気分もスッキリしているので、思う存分ごほうびを楽しむことができます。

●3:家を出る前の10分だけ

「家を出る前の約10分間」で、できる範囲の整理整頓をします。家を出る時間をゴールとすることで、たった10分ですが小さな達成感が得られます。短い時間なので、ものを手放すまではできなくても、たとえばベッドを整えたり、散らかっているものを元に戻すだけでいいのです。帰宅後も、普段より少し整えられた空間に心地よさを感じられるので、とてもよい習慣だと実感しています。

●4:スケジュールに組み込む

手帳やカレンダーアプリを活用して、整理の時間をスケジュールに組み込んでみましょう。予定に記入することで、ちょっとした整理をするきっかけをつくることができます。たとえば、休みの日の朝の10分間を「ものの整理タイム」と設定し、部屋を整理整頓する予定を入れておきます。手帳やカレンダーアプリに書き込むと、「ちょっとだけやってみようかな」という気持ちになりやすいです。

●5:リストを作成する

リストをつくって、大きなタスクを小さなステップに分割してみましょう。それらを1つずつ完了していくと、達成感を得やすくなります。「クローゼットを整理する」「キッチンをキレイにする」という大きなタスクではなく、「引き出し1つ分のものの整理をする」「使っていないお皿やコップの整理をする」など小さく具体的なタスクを書き出して取り組むと効果的です。小さなタスクとして書き出すことで「これだけやってみようかな」と気分が乗ってきやすいように思います。

気分を乗せて行動に移すまでのひと押しはなかなか大変ではありますが、一度手をつけてみれば、どんどん集中して作業を進められるはずです。これは、嫌々ながら5分だけと決めて勉強をやり始めると、気づいたら長時間集中することができていた、という現象に似ています。ものの整理も同様で「とりあえず、少しやってみる」が重要なのです。

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