●2日目

・朝6時:『道後温泉本館』へ

2日目の朝はいよいよ『道後温泉本館』へ。営業再開初日ということもあって、朝6時のオープンから行列ができていたものの、15分も待てばスムーズに入館。昔ながらの木製の下駄箱や番台にワクワクしながら、至福の朝風呂です。

湯の温度はわりと熱めの42度に設定されているそうで、パキッと目が覚めます。

工事前と比べて入湯料が若干上がったそうですが、これまではなかった無料のアメニティが充実、手ぶらでもOK。休憩室もリニューアルされるなど、居心地のいい館内にはつい長居したくなってしまいます。

お結び玉
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とはいえ、この日は15時台のフライトで帰らなくてはいけません。身支度を整えて向かったのは、旅館から徒歩2~3分ほどの『圓満寺(えんまんじ)』。大きな地蔵尊と道後温泉の湯玉をモチーフにした「お結び玉」がフォトジェニックな寺院です。

足湯

そして、同じく旅館から徒歩2~3分ほどの『空の散歩道』では『道後温泉本館』を眼前に足湯に浸かれる(無料)という贅沢な体験が叶います。

このように『道後温泉本館』を中心に見どころたっぷりなのだけど、そのほとんどが徒歩圏内! 移動に体力や時間、交通費を使わずにすむので、ゆったりとした気持ちで過ごすことができたのでした。

帰りのリムジンバスまで時間があったので、駅に隣接するスタバでお茶。明治時代の面影を感じさせる店内からは商店街の様子をゆったりとながめることができて、旅の締めくくりにぴったり。

メインの目的地を決め、アレコレと欲張らずに1泊2日した結果、

・1か所に長くとどまることでさまざまな気づきがあり、感動の濃度がグッと高くなった
・移動による体や心の疲労感が大幅減
・お財布にも優しい(1泊2日で使ったのは、総額3万円程度)

と3つのいいことが。「これから夏の旅行プランを考える」という方の参考になったら幸いです。