4:品質のいい日本の文具、雑貨類

文具
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日本の文具は悩めるほど種類が多く、いろいろな店舗で購入できたことを懐かしく思います。そもそも海外はボールペンの利用者が多く、以前留学生が8名そろう教室でシャープペンシルを持っている生徒は私だけでした。スペインではシャーペンの販売数も少なく、いま近所で買えるのは一種類のみ。そして書き心地も、消しゴムの性能も日本製品とはまったく違うんです。

また、折紙や和風のカード・便箋・封筒・ポストイットは、常に「もっと日本から持ってくればよかった」と思っている品々です。海外でも御礼に手紙を添えたり小銭を返却することは多く、そんなやり取りの中で日本製が少しでも感じられると話題性もあり喜んでもらえます。日本ならではの繊細な素材や色彩は、海外では大変珍しくいろいろなシーンで重宝するものです。

5:薬類や爪切りなどのケア商品

体調がすぐれないとき、できるだけ病院にかからず自宅で回復させたいと思うものの、現地ではじめて購入する市販の薬は様子がまったくつかめません。私が実際腰痛に悩んだときにスペインの痛み止めを飲んだら、半日で一気に回復し薬の強さに驚きました。

逆に咳き込みがひどくて購入した薬は一週間以上飲んでも回復せず…そのときの体調にもよると思いますが、飲み慣れない薬への不安はぬぐえません。基本的な風邪薬・胃腸薬・鎮痛剤・かゆみ止め・火傷用…など、まずは初期症状に対応できる日本製の薬は、持っているだけでも安心感があります。

それから、日本製品は高性能なんだ…と思ったのは爪切りです。使い心地に感動した留学生仲間から、日本へ帰国したら買ってきて欲しいと言われたことがありました。スキンケア用品や化粧品も、肌質を考えて日本製を使っている人が多いようです。

スペインで手に入る日本のものよりもうれしいのが日本からのお土産

陳列される商品
スペインのスーパー内

海外は住んでいる地域により現地で手に入るものがだいぶ変わります。スペインは恵まれたことにアジア商品を扱う店舗がところどころにあり日本製を手にすることもできますが。でも、日本から友人が持って来てくれたお土産には、懐かしさとうれしさが重なり、張り詰めていた気持ちが一気に癒されるのです。

今度「なにか欲しいものある?」と聞かれたら肩ひじ張らずに、日本でいつも頬張っていたアメ玉と、飲みきってしまった咳止めをお願いしようと思います。