電子レンジで鶏胸肉を調理したときのパサつきが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、人気料理コラムニストの山本ゆりさんに「しっとり蒸し鶏とたたきキュウリのピリ辛ダレ」のレシピとやわらかく仕上がるコツを教えてもらいました。暑い日に火を使わずできるさっぱりレシピをぜひ試してみてください。

しっとり蒸し鶏とたたきキュウリのピリ辛ダレ盛り付け写真
しっとり蒸し鶏とたたきキュウリのピリ辛ダレ
すべての画像を見る(全3枚)

電子レンジで簡単に!「しっとり蒸し鶏とたたきキュウリのピリ辛ダレ」

下準備とレンチンで鶏胸肉がパサつかず、しっとりとした仕上がりに! おつまみにもピッタリの一品です。

●しっとり蒸し鶏とたたきキュウリのピリ辛ダレ

【材料(4人分)】

  • 鶏胸肉 2枚(600g)
  • A[酒、水各大さじ2 砂糖小さじ2 塩小さじ1]
  • キュウリ 2本→めん棒でたたいて手で裂く
  • B[しょうゆ、酢各大さじ3、砂糖大さじ2、ゴマ油大さじ1、顆粒鶏ガラスープの素小さじ1/2]
  • いりゴマ(白)、ラー油 各適量

【つくり方】

(1) 鶏肉をレンチンする

鶏肉の両面に20~30か所ずつフォークで穴をあけ、耐熱皿にのせてAをもみ込む。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分加熱する。裏返して同様に3分加熱し、そのまま冷ます。

鶏胸肉の下ごしらえ

<ポイント>

フォークで穴をあけてから、塩や砂糖、水分をもみ込むと、味もついて水分も中に入り、しっとり仕上がる。

(2) キュウリをあえる

ボウルにキュウリを入れ、Bを加えてあえる。

(3) 仕上げる

(1)の鶏肉をそぎ切りにして器に盛る。(2)も盛ってゴマをふり、ラー油をかける。

[1人分285kcal]

<メモ>

鶏肉の臭みに敏感な方は下味にショウガやニンニクをもみ込んでもOK。ただタレをかけるんでほとんど気にならないです! もちろんモモ肉でもおいしくつくれます。

●ゆりさんのコメント

山本ゆりさん

「チンしてタレをかけるだけ! 胸肉といえばまずはこれというぐらい定番の料理ですが、いろいろもみ込み、最小限の加熱時間に抑えることで、漬け込みや余熱調理などしなくてもパサつかずおいしく食べられます。タレ代わりのたたきキュウリを合わせるとおつまみにも最高!」

※ 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

※ 電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

※電子レンジの機種や、肉などの素材の大きさにより火のとおりに差が出ます。表記の加熱時間で火が中までとおっているか確認し、とおっていないようであれば、様子を見ながら少しずつ加熱してください

※ 液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください