「かわいい」だけでなく「自分の言葉」をもとう

言葉
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なにを見ても「かわいい」を連発する人は多いものです。同僚が髪を切ったのに気づいたとき、ショッピングで雑貨を見ているとき、ドラマに出てくる女優、赤ちゃんや動物の動画、道端に咲く花、レストランの内装、日なたぼっこするおばあちゃん、ギャクがウケずにいじける上司などなど。

シンプルな「かわいい」はわかりやすく、共感しやすい。しかも、だれも傷つけずに安心して使える言葉だから、便利です。

しかし、繊細な感受性の人は「なんでもかんでもかわいいは、ちょっと違う」「面倒くさいから、かわいいで片づけているだけ」と感じているのではないでしょうか。

本当は、それぞれに別な感情や情緒を抱いているのに、表現する語彙をもち合わせていないために、その感性にフタをしてしまっているのかもしれません。「この言葉、安易に使っているな」と思うときは、別な表現をしてみませんか。

まずはスマホの「類語辞書」で調べてみるといいでしょう。たとえば「かわいい」なら可憐、愛らしい、凛とした、清純、チャーミングなどいろいろ出てきます。「ぬいぐるみみたい」「癒やされる」「家に連れて帰りたい」など素直な気持ちを言葉にして。

語彙が増えてくると、感じ方も深さと広がりが出てきて、まわりの人とも個性と個性でつながれるようになるはずです。あなたの「自分なりのセンス」を、ゆっくり楽しみながら磨いていきましょう。

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