介護の形は人それぞれだけど…

忘れないようにしているのが、義母自身が機嫌よくデイサービスに通ってくれていることです。当初は行きたがらないこともあって悩んだのですが、7年かけてゆっくり利用頻度を高くしてきたのもあり、慣れてくれたように思います。

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とはいえ、しんどいことがあると私はすぐそれを忘れてしまうので、気をつけるようにしています。

私と同世代の人なら、親の介護と孫のフォローの両方をこなしている人などもいらっしゃるでしょう。また、介護を分担できる家族がいない、いたとしても負担を分け合えないという人もいるでしょう。また、仕事をしながらだったり、持病を抱えながらだったりする人もいるはずです。そういう場合は、知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまうかもしれません。

情報があふれている世の中、迷ったりだれかと比べたりしてしまうこともあるかもしれませんが、情報を得にくかった時代よりも自分に合った方法を探しやすいです。どうかひとりでがんばり過ぎないよう、納得できる形を探り、周りの助けも借りてみてください。親が大切な存在であることに変わりはありませんが、自分自身のことも守りながら暮らしていきましょう。

 

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