エネルギーの高騰が続いている昨今。水道・光熱費の節約を意識するのとしないのとでは、これまで以上に差が出ます。そこで、今回は「リビング」でできる節約術を電気とガスの簡単比較サイト「エネチェンジ」に所属する武蔵英介さんが教えてくれました。夏の電気代の大きな部分を占めるエアコン代から照明やパソコンなど、簡単にできる節約テクを紹介します。

リビングのイラスト
夏の水道・光熱費はこう下げる!

部屋の電気はこまめに消す

部屋の照明は、使わないときはこまめに消して。点灯時間を1日1時間短縮すると、蛍光ランプで年約140円、白熱灯で年約610円、電球型LEDランプで年約100円の電気代の節約に。照明を白熱電球からLEDランプに交換するのも◎。LEDランプは買うときは高くても、省エネで長もち。交換費用も結局は安くすみます。(エネチェンジ調べ)

パソコンは90分以上使わないならシャットダウン

パソコンはシャットダウンや再起動のときにもっとも消費電力が大きくなるので、短時間でオンオフを繰り返すと、電気代が余計にかかります。マイクロソフト社によれば、90分以内ならスリープ、90分を超えるならシャットダウンの方が節約に。パソコンをオフにするときは、プリンターなど周辺機器の電源も忘れずに。(エネチェンジ調べ)

扇風機やサーキュレーターを活用する

エアコンの運転中に扇風機やサーキュレーターを併用して冷機が部屋じゅうに行き渡るようにすると、効率よく快適に。扇風機の電気代は月約125円、エアコンの設定温度を1度上げると、月約252円の節約になるので、設定温度を1度上げて扇風機を併用すれば、月約130円節約になります。(取材に基づき編集部で試算)

部屋を片づけてから掃除する

部屋が散らかったまま掃除機をかけると、その都度ものを動かしたりするのに時間がかかり、掃除機をかける時間がムダになりがち。先に片づけ、部屋をすっきりさせてから一気に掃除した方が、掃除機をかける時間を短縮できます。1日1分掃除機を短縮した場合、1年当たり約150円の節約。(エネチェンジ調べ)