更年期の症状には個人差がありますが、とくに肩こりの痛みに悩まされているという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「肩こり」に効く生活習慣の改善法とレシピをご紹介します。漢方アドバイザーの久保奈穂実さん、医師の高尾美穂先生からのワンポイントアドバイスにも注目です。
肩こりに効く生活習慣の改善法
目の使いすぎに注意し、デスクワーク中もときどき席を立ちましょう。デスクワークが続くと、前のめりになって猫背になり、肩こりの原因に。
「目の疲れも肩こりを引き起こします。1時間半に1回は席を立ち、お茶を取りに行くなど、こまめに動き、目も適度に休ませて」(高尾先生)
肩こりに効く食材をたっぷり使ったおすすめレシピ
青魚のサバと、ネギは「気」や「血(けつ)」の巡りをよくし、こった筋肉をほぐします。シメジも「血」を補う作用があり、肩こりの改善によし。
●サバ缶とシメジのネギだくスープ
【材料とつくり方(2人分)】
(1) 鍋に水400mlを入れて煮立て、シメジ1/2パックを加えて火をとおす。
(2) サバ缶1缶(190g)を汁ごと加え、顆粒鶏ガラスープの素小さじ1、しょうゆ少しを加えて味をととのえる。
(3) 器に盛り、小口切りにした万能ネギ5~6本分を加え、ショウガ30gを千切りにしてのせる。
●こんな食材がおすすめ
肩こりなど、筋肉のコリの改善には、「気」「血」の巡りをよくする食材を。
「青魚やネギ類、納豆など、いわゆる“血液をサラサラにする”とされる食材が効果的です」(久保さん)
【「気」「血」を巡らせる食材】
・青魚、ネギ類、酢、納豆など
【NGな食材】
・苦いもの、生ものなど、体を冷やす性質のあるものは、血流を悪くするので避けて。