更年期症状による「頭痛」を改善するツボ押し&整体の方法を紹介します。教えてくれるのは、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の柳本真弓さんと、矢上予防医学研究所ディレクターの矢上真理恵さん。目の疲れ、肩や首のこり解消にも効果があるそうです。
すべての画像を見る(全5枚)女性ホルモンの減少も、頭痛の原因の1つ
頭痛にはさまざまな原因がありますが、更年期の女性ホルモンの減少も、頭痛の原因の1つ。
産婦人科専門医の高尾美穂先生も、「生理に連動して頭痛がおきる人は、更年期にもおきやすい傾向が。続くときは病院の受診を」と話します。
頭痛に効くツボ「懸釐(けんり)」
緊張性の頭痛や側頭部の偏頭痛、目の疲れに効くツボ。おきてしまった頭痛の緩和にも、予防にも効果あり。
「歯をかみしめたときに動く筋肉のある場所で、イライラするとはりがち。頭痛の予防にも効果があります」(鍼灸あん摩マッサージ指圧師・柳本さん)
●探し方のポイント
眉毛の上の延長線のラインをたどり、髪の生え際より少し先、耳のラインより少し前のあたり。
●押し方のポイント
中指と人差し指で左右を同時にゆっくり、回しながらほぐすようなイメージで優しく押します。
頭痛に効く自力整体
頭痛の原因となる頭皮の下の筋肉の緊張をほぐします。
「頭、首、背中はつながっているので、肩や背中のこり改善にも」(矢上予防医学研究所ディレクター・矢上さん)
●右手で首の後ろをつかみ、右ひじを左手でつかむ
右手で首の後ろをしっかりつかみ、右ひじを外側から左手でつかむ。
●右ひじを真ん中に引き寄せて下げ、頭を下ろす
左方向に首をねじるようにしながら右ひじを真ん中に引き寄せて下げ、頭も下げて15秒キープして首のコリがほぐれるのを感じる。反対側も同様に行う。
【ポイント】
首の後ろをしっかりつかんで、頸椎をゆるめるイメージで行いましょう。
※ツボ押しや自力整体、漢方養生などを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください
※西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります