困ったときのアイデア料理

今の住宅には電子レンジがないのですが、大型のオーブンが備えつけられているため、悩んだ時はオーブン料理です。耐熱皿に野菜や肉をゴロゴロ並べ、上からオイルと塩コショウとハーブ。最後にチーズをふり、焦げ目がついたら立派なご馳走です。

そして、いい味つけが思い浮かばない日は、オリーブオイルとビネガーが強い味方。仕上りはフレンチドレッシング風になりますが、野菜にも魚にも肉にもさっぱりした仕上りとなり、ちょっとごまかせる組み合わせです。

おかず
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なお、スーパーには調理ずみの食品も売られ、パエリア・パスタ・オムレツなどが1人分が500円前後で購入できます。肉団子やラビオリなど「あとは火にかけるだけ」の状態で売られているものや、ピザ・ラザニア・コロッケなどの冷凍食品も種類が多く重宝しています。

スペイン自炊

時々、スペインの人たちが発信している料理番組を参考にすることがありますが、ワイン・砂糖・ブイヨン…言われるままに混ぜてみたら「肉じゃが」そっくりの味になったり、販売されているミートソースパスタなども日本の味とほとんど変わりません。

恐らくスペイン人と日本人の味覚は近く、だからこそどんな食材を買っても違和感がないのかもしれません。

日本で生活していた頃は日常に追われ、料理すら苦痛に感じることがありました。でもスペインでは初めて見る調味料や缶詰を試すことは楽しみのひとつとなり、また現地の食材のみで日本風に仕上がったときには、ちょっとした達成感を感じるようにもなりました。

海外にいるからこそ目新しい食材を積極的に取り入れ、バリエーション豊かな自炊を無理なく続けていきたいと思っています。