白髪染めをやめて半年の実態は?

俳優・川上麻衣子さんは、50代後半で「白髪染め」を思いきって休止したそう。今回は「白髪染めをやめて半年」経った現状や、中途半端な白髪への対策について語っていただきました。

美容室にいる女性
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白髪染めをやめてから3か月でもう少し様子を見ると決断したのですが、そこからさらに3か月が過ぎたところです。つまり6か月目に突入したのですが、いやはやこれは相当に根気のいる作業だということを感じています。

白髪を受け入れようと決意はしたものの、やってみると意外に白髪のパワーがいまひとつなために、どっちつかずの中途半端に心悩ませる方が多いことを、身をもって実感しています。

「あなたは一体どうしたいの? どこに向かっているの?」

髪の毛が今にもそう語りかけてきそうです。白い部分は確実にその幅を増してきている一方で、黒髪の量はじつはまだまだ圧倒的に多いというのが還暦前世代の平均的な現状かもしれません。

40年来の美容師に「白髪が中途半端」問題を相談

さぁ、どうしたものか、と次のステップを探すべく、まずは長年カットをお願いしている美容師さんを訪ね相談してみることにしました。

その彼曰く、グレイヘアへの転向はかなりの時間を要するとのこと。とくに私のように黒髪を残しながらの転向は非常に難しいことがわかってきました。メッシュなどを入れることも検討してみましたが、茶髪が不似合いだった過去の記憶を考えるとブリーチを施す過程で却下。

結果、美容師さんが教えてくれた、老け顔にさせない大切なポイントである「前髪と周辺の顔まわり」だけは、携帯型の白毛隠しのようなもので対処していくという方法を取ることにしました。幸い私の場合、現状、顔まわりよりも中側に白い部分が集中しているので、この顔まわりに気を配りながら、今後も進めていくことに落ち着きました。

50代からの髪に必要なもの、避けるべきもの

そしてなによりも大事なのは、じつは「ツヤ」なのだと今更ながら感じています。髪にツヤさえあれば、白が目立ち始めても可哀想な印象にはなりません。グレイヘアへの転向でいちばん避けなければいけないのが「諦めの精神」かもしれません。

どうせ年を取ってしまったのだからと諦めないこと。若い頃、寝ぐせがついたまま外出するのがいやで早起きをして朝シャンを日課にし、くるくるドライヤーが発売されればすぐに飛びついて技を習得したあの頃のように。そしてツヤは健康のバロメーター。食生活や生活習慣を見直しながら昭和世代の同志のみなさま、ともに人生楽しんでいきたいですね。

※記事の初出は2024年4月。年齢も含め内容は執筆時の状況です

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