ESSEonlineに掲載された記事のなかから、夏に読みたい殿堂入りヒット記事をピックアップ!

使う頻度が高いからこそ、常にキレイにしておきたいキッチン。ですが、意外と掃除や手入れが大変だったりしますよね…。果たしてはそれは日本だけなのでしょうか? そこで、アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、今回は、アメリカの「キッチン事情」について教えてもらいました。

※ 記事の初出は2022年9月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

食洗器つきのキッチン
食洗器つきのキッチン
すべての画像を見る(全4枚)

アメリカ生活では、食洗機つきのキッチンが当たり前!

アメリカ生活も早20年ですが、暮らし始めた当初は日本との違いに驚くことばかりでした。そのひとつがキッチン。

今では日本でも取り入れる家庭が出てきていますが、アメリカで初めて使った食洗機の便利さは感動ものでした。汚れがついたままポイポイポイッと入れて、洗剤をセットし、スイッチを押せば、手洗いよりしっかり洗い上がる! 洗い物の負担も洗剤による手荒れも激減です。

そもそも、アメリカではワンプレートの食事が多く、ビュッフェ形式で食べる量だけを大きな皿1枚になんでも盛ってしまえば、洗い物がとても少ないのです。煮込み料理、オーブン料理が基本なので、調理中も放ったらかしがアメリカ流。日本のように、メインのほかに副菜を何品も用意することはほぼありません。あっても、サラダかスープくらい。

シンクの三角コーナーや水きりラックも置かない

食洗機は乾燥機能つきなので、シンク横に幅を利かせる食器洗い用の水きりラックも不要。もちろん、つけ置き用のたらいも使いません。

水回り

この時点ですでにシンクは広々ですが、日本のシンクにありがちの三角コーナーも置きません。日本では当たり前のように使っていましたが、掃除は大変だし、においも出るし、今ではどうして使っていたのか謎のアイテム筆頭。なくてもとくに困りません。

これも今は日本で取り入れる家庭もあるかと思いますが、アメリカではディスポーザーつきのキッチンもかなりあります。ディスポーザーとは、シンクの排水溝についている粉砕機のことで、スイッチを入れ、生ゴミを投入すると「ガガガガガーゴゴゴー」とすごい音を立てて粉々にし、そのまま流してくれます。