暑くなるとクリップでさっと髪をまとめたいけれど、セットをキープするのが難しいという問題が。そこで、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんが、まとめ髪のコツを教えてくれました。50代の読者をモデルに、クリップの崩れない留め方を紹介します。

大人のヘア問題白黒つけます
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6月&7月がいちばん髪の扱いに困る時季

さとゆみ:じっとりの日と、カンカン照りの日と、交互にやってくるから、髪にはひたすらヘビーな毎日ですよね。

八木ちゃん:6月&7月は、一年の中でいちばん髪の扱いに困る時季かもしれません。そこで!

さとゆみ:そこで!

八木ちゃん:今日は、梅雨時にも暑い日にも使える、まとめ髪のコツについてお話しします。クリップを使った簡単まとめ髪をレクチャーしますね。

まとめ髪が崩れないクリップの使い方のコツ

さとゆみ:クリップを使うんですね。私、クリップで髪をまとめても、1日それが持ったためしがないんですよね…。どこかで崩れてしまって、何回も止め直ししている気がする。

八木ちゃん:お客さまからもよく聞く悩みです。それって、クリップでおさえる毛が間違っていることが多いんですよ。

さとゆみ:おさえる毛?

八木ちゃん:そうです。まずは、順を追って説明しますね。まず、髪がまっすぐで、ねじってもすぐに戻ってしまうという人は、先にアイロンで巻いておいたり、髪全体にワックスなどをなじませておくのがいいです。

さとゆみ:はい、そこまではわかります。

八木ちゃん:次のポイントは、ねじりあげた髪のどこをクリップでとめるか、なんですよね。

さとゆみ:ねじった毛束をがしっとおさえる感じじゃダメなの?

八木ちゃん:ねじった毛束「のみ」をおさえると、そのまとめ髪はすぐに崩れてきてしまいます。ポイントは、ねじった毛束と、地肌側の髪を両方まとめてクリップで挟むこと

女性の後頭部とクリップ
ねじった上の毛束だけではなく、地肌に近い側の髪も一緒に挟み込む

さとゆみ:ああ、なるほど! 土台と一緒に挟むから、崩れないというわけですね。