「貯まる家」「貯まらない家」には共通点がありました。片づけの仕事で数多くの散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんは、「貯まらない家には大量の洗剤がある傾向があります」と言います。ESSEonlineの片づけの連載が人気の下村志保美さんの書籍『「お金が貯まる人」の家にはものが少ない』(扶桑社刊)から、今すぐ役に立つ知識をお届けします。
すべての画像を見る(全4枚)貯まらない家には大量の洗剤がある
洗面所、浴室、トイレなどは健康に直結してくる場所なので、いつでもきれいにしておきたいですよね。その一方で、素材やサイズの異なるものが散らばったり、ごちゃつきやすいスペースでもあります。
とくに多いのが「大量にストックしてある洗剤」。ドラッグストアの特売や、ネットのセールなどで、やたらと洗剤をまとめ買いし、脱衣所にある戸棚や収納ボックスの中がパンパンになっていませんか?
最近は、洗剤自体の種類も増えているので、「いろんな種類の洗剤をもっているものの、結局使いこなせていない(ただ置いてあるだけ)」というお宅を多く見かけます。
「グッズはあるのに、なぜかきれいにならない&片づかない」と感じる方は、洗剤のもち方から見直してみましょう。
掃除用の洗剤は2種類あれば十分な理由
洗面所や浴室、トイレは家の中でもとくに湿気がこもりやすい場所。そこにものを大量に置くのは、カビが発生する原因にもなり、衛生的にもおすすめできません。
世の中にはさまざまな「○○用洗剤」が売られていますが、個人的には掃除用の洗剤は2種類あれば充分だと思っています。
ひとつは、水アカから油汚れまでマルチに使える中性洗剤。水アカが気になるお風呂場や洗面所の蛇口なども、さっとスプレーをかけてふき取れば美しい状態に。もうひとつはカビ落とし専用洗剤。この2本があれば、生活の中の汚れは充分落とすことができます。
これらの洗剤はいつでも使えるように、脱衣所の目につくところに常備しておくといいですね。黒マジックペンで使い始めの日付を記入しておくといいでしょう。洗剤は日々使うものなので消耗が早いはずですが、書くことで自分の掃除の頻度も分かりますし、次に買う日の目安にもなります。