6:決算期を狙いつつ、ちょっとしたテクニックを使ってみる

電卓
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家電量販店の決済期は3月、9月もしくは2月、8月のところがほとんどです。この時期は値段交渉のチャンスです。とはいえ、2月、3月は引っ越しシーズンでもあるので、値引き交渉が難しいことも。

値引き交渉しやすいコツに、1つの家電だけではなく、複数の家電を購入して、まとめて安くしてもらうというものがあります。1つだけですと、値引きがしにくいものも、複数購入することで、お店側が値引きの調整がしやすくなるためです。

また、ヤマダデンキが運営する「ヤマダウェブコム」では、ヤマダデンキが指定する他販売店の通販サイトに掲載されている商品価格より高い価格で販売されていたら、商品詳細ページ右の「価格交渉をする」アイコンから24時間チャットにて価格交渉をすることができます。

●冷蔵庫や洗濯機は9月、エアコンはシーズンオフが狙い目

冷蔵庫や洗濯機といった白物家電を購入するなら、型落ちが出やすく、中間決算期でもある9月に値引き交渉するのも一案でしょう。また、エアコンは、オフシーズン購入が値段交渉の狙い目です。

●エアコンは夏前に稼働のチェックを

エアコン
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夏に必須なエアコンは、夏前には一度稼働させて、異音がしないかなどのチェックをして、気になるなら早めに修理点検、必要なら買い換えを検討してくのがベスト。毎年のように、真夏にエアコンが故障してしまい、新しいエアコンが設置されるまでに時間がかかって大変だったという話もよく聞きますので、ハイシーズンになる前の6月までには稼働してチェックしておくといいでしょう。

●長期保証に加入するのがおすすめ

また、購入時は保証も忘れずにつけましょう。白物家電といった毎日使う家電製品かつ高額なものは、長期保証に加入しておくことをおすすめします。少しの金額やポイントを上乗せするだけで、高額な修理費用や買い換え費用を抑えることができます。

7:リファービッシュ製品も検討する

買う際、「リファービッシュ製品」もぜひ検討してみてください。とは、初期不良や一部不具合、配送時のダメージなどが生じたことで、メーカーに返品された商品を、メーカーや第三者機関によって修理・点検を行って再度使える状態にした製品のことです。

たとえば、Amazonの「Amazon Renewed (Amazon整備済み品)」では、パソコンやApple製品、カメラ、ゲーミング用品などを取り扱っていますが、家電メーカーでは、日立やPanasonicなどが行っており、冷蔵庫や洗濯機などを専用のオンラインサイトで購入することができます。

●メリット

リファービッシュ製品のメリットは、中古品よりも状態がいいものが多く、新品よりも安く購入することができます。また、メーカーや販売者の保証がつくのもメリットです。そして、使用できる部品は再利用、再使用されるため、環境にもやさしい商品とも言えます。

●デメリット

必ずしも欲しい商品が売られているとは限りません。在庫状況によっては、手に入らないこともあります。そして、商品によっては見た目にわかるキズや汚れがある場合があるので、気になる方は新品を選ぶとよいでしょう。

 

昨今の値上げは光熱費だけではなく、あらゆるものに及んでいます。同じ家電を購入するなら、費用対効果が期待できる、省エネ性能が高いものや補助金制度の活用、買い方の交渉やタイミング、リファービッシュ製品などさまざまな面から検討をしてベストなものを選ぶようにして、少しでもおトクにやりくりしていきたいですね。