「“今”を全うすることが、最高の自分をつくる」
すべての画像を見る(全3枚)体だけでなく、気持ちの面でも健やかさを保つには、受け身で待つのではなく、自ら楽しむ姿勢も大切だと話します。
「僕、現場では独り言ばっかり言ってるからね。周りは『剛くん大丈夫かな?』って思ってるかもしれないけれど、僕は自分で自分を楽しませるためにわざとやってるの(笑)」
仕事でもプライベートでも、年々「楽しさ」を重視するようになったのは、年齢にあらがいたいという思いから。
「大げさに言うと、人間ってみんな死に向かって生きてるわけじゃないですか。だからなにもしなかったら、悲しくなっていくのは当たり前なわけじゃん。だけど、そうはさせないぞ、と。逆に楽しくしていこうぜ! という気持ちで、ギターやバイクのように好きなことを見つけて楽しく過ごす。それに、年を重ねていないと習得できないこともあるからね。お芝居も奏でる音楽もそうだけど、若い頃とは違うと思うんですよ。その違いを楽しんでいきたいよね」
何歳になっても、自分を楽しむ。そのためにはどんな心がけが必要なのでしょうか。
「今を生きること。だって一年前の自分ですら、もう戻ってこないわけで。未来や過去を考えるのもいいけど、目の前の今を全することが、最高の自分をつくるんじゃないかな」
常に今を見据える草なぎさんだからこそ、今後も新たな魅力を見せてくれるに違いありません。
映画『碁盤斬り』では、身に覚えのない罪を着せられ、その復讐に燃える主人公・柳田格之進役にて出演されています。
※ 草なぎさんの「なぎ」は、正しくは弓へんに旧字体の前に刀
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