子どもたちが家を出ていく日まで

ケンカ
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長男は現在21歳、次男が19歳。2人が独立して、家を出ていったら、夫と二人きり。そこでなにか変化を期待して裏ぎられるくらいならば、早々に離婚したほうがいいのかも…とも真剣に考え始めた矢先、夫婦生活に小さな変化が生まれたといいます。

「仲直りしたときにちょっとだけレスは解消するけれど、夫はあわよくば逃れたい、面倒くさいっていうのが本音。話し合いも無駄。そこの価値観の違いを受け入れて人生を終えていくくらいなら、もう離婚して第二の人生をスタートさせたいって考え始めたんです。年収も私の方が上だし、経済的に困ることはないなって。だけど、今年の年明けから月1で夫婦生活が復活したんです」

お子さんも大きくなられて、ご夫婦の時間がつくれるようになったのはいいことじゃないですか! と話すも、「そうじゃないと思う」と満智子さんは否定的です。その理由は、夫が毎月する日を勝手に決めてスケジュールに入れていることに気がついてしまったからでした。

月1ですればいい!という勝手な解釈

スマホ
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「じつは昨年も、レスのことで私が一度、大爆発しちゃったんです。そのあと、離婚をきり出す前に、ちゃんと自分の気持ちは伝えておこうと思って、夫に手紙を書いたんですよ。私はあなたと築いた歴史を大事にしている。だれでもいいわけじゃない。月に1度でもいいから、スキンシップをして愛を感じたい。そんな感じの内容だったと思うんです。そしたらそれを読んだ夫はたぶん『あ! 月1ですれば怒らないのか!』って解釈したっぽくて、グーグルのカレンダーに毎月決まった日に印をつけていて、その日に誘ってくるようになってしまいました」

すごく前向きな進展ですね! と話すも、満智子さんは「いやいやいや、そんな義務的にされるのは全然違います。カレンダーの印も私にバレてるし!」と爆笑。

今はなにも気がついていないフリをしているけれど

純粋に、大好きでしょうがないから求められたかったという満智子さんですが、現実は、忘れないようにカレンダーに登録しておいて義務的にすませられるという状況。ここを夫にハッキリ指摘するかどうか、とても悩んでいるといいます。

「これからも夫といるならば、本音でぶつかって話したほうがいいのかもしれませんね。でも、最近、もう離婚するなら、言わないでもいいかなって…。この話題を夫にするのも疲れた…。できる限り、歩み寄り続けてきたけれど、25年っていう年月がいろんな意味で重たいです。最終的にカレンダーに登録してまで気持ちもないままに行為をされてもうれしくない。こじれる前に、サヨナラしようかな…。表向きはレスが解消したように見えるし、夫は本気でそう思っているんだろうけれど、私の中ではお別れのきっかけになってしまった気がしています」

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