長方形ならLDKをシンプルに三分割できる

キッチンからリビングを見る
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LDKの間取りを考える際、オープンなひとつの空間にしたいと思いました。理由は部屋のどこにいても全体が目に入るからです。

上の写真はキッチンからの眺め。一列に並ぶダイニングとリビングにいる家族の様子が、自然に目に入ってきます。

ちなみに以下の要望も伝えました。

・キッチンは大人2人以上で、一緒に作業してもゆったり使える広さ
・ダイニングテーブルは6人ぐらいで使えるものを置きたい
・リビングが狭くてテレビが近いのはイヤ!

そうすると、この長方形の間取りがしっくりきたのです。

もし正方形の間取りにすると、こんなシンプルな三分割はできません。それに、よほどの広さをとらないかぎり、それぞれのエリアが窮屈になってしまいます。

長方形にしたことで、LDKの境界にも余白をとることもできました。また、左右の通路幅を十分にとったので回遊しやすく、移動もスムーズです。

どこにいても相手の様子がわかり会話が弾む

リビングのソファからの眺め

こちらはリビングのソファからの眺め。ゾーンは分かれていても、一室の空間なので家族と互いの様子がわかり、会話が弾みます。たとえば筆者が料理中でも、家族がなにを見て笑っているのかわかります。調理中でも孤立せず、会話に参加できてうれしい気持ちにもなります。

逆に、家族に筆者の忙しそうな様子もさりげなく伝わり、手があいた人が手伝ってくれることも。