楽しそうな人をフォローしていれば、いつしか楽しい人生になる

身近なところに参考になるものがたくさんあると分かると、少し日々の暮らしが楽しくなってきますよね。ほかにも、毎日を楽しく過ごすためのコツはあるのでしょうか?

柚木麻子さん
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「楽しそうな人を見ていると、自分も楽しくなってくるってことがあると思います。今の日本って楽しそうな人が許されなくなっているし、楽しそうな人って叩かれやすい。じつは歴史上に楽しいままリッチ&オーライで生きた人ってたくさんいますよね。日本で生きて、楽しい人や楽しそうな人、楽しかった人みたいなのを調べてみると、自分が楽しく生きる参考になるかもしれません」

「自分のなかで少し意識を変えてみるだけで、見え方も変わってくる」。そう語る柚木さんが最近影響を受けたのがタレントのpecoさんなのだそう。

「pecoさんの著書『My Life』を読んで感銘を受けたんですけど、pecoさんは辛いことがあったのに充実して生きていらっしゃる。ああいう人を見ていると、なにかヒントをつかめるような気がしますよね。

『My Life』のいいところは、ryuchellさんが亡くなってお辛いときのpecoさんに「洋服のブランドをやらないか」って、ある人物が声をかけに来るところ。その人物というのが、若槻千夏さんなんです。この出会いで、全部が回り始める。見る方向が違うだけで、こんなにプラスのことになるんだなってわかる、すごくいい話でした。ジェンダーなどの教育にも役に立つ本だと思うので、ぜひおすすめしたいです。

こんな社会にいたんじゃダメだって思うことあるかもしれない。けれど、意外とスーパーで買うものひとつ、YouTubeの再生ひとつ、今いる仲間の中で手をとる相手ひとつで、もしかしたら10年後、すごく幸せになれるかもしれない。ちょっとだけうまく元気にしている人たちのアクションを見てみると、参考になるのじゃないかな…なんて思います」

あいにくあんたのためじゃない

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