春になると肌の調子がゆらいで、肌悩みが増えたり、毎日のケアが正しいのか迷うことも。そんな“ゆらぎ肌”の原因と対策を、皮膚科医の小林智子さんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)うるおい不足は、肌のバリア機能低下の大敵
春になると、肌荒れやカサつきなどの不調が増えがち。しかもその傾向が年々強まるように感じるのはなぜ?
「冬の乾燥から立ち直っていない春の肌は、花粉などの外的刺激の影響を受けやすい状態です。そこに加齢や女性ホルモンの減少によって皮脂量が減ると、肌の乾燥が進んでバリア機能がさらに低下してしまいます」と、話すのは皮膚科医の小林さん。
そんな肌を立て直そうとスキンケアをやみくもに重ねると、逆に刺激になって逆効果なこともあるそう。
「ただでさえ大人の肌はターンオーバーが遅くなっているため、トラブルを起こすと回復に時間がかかるもの。まずはバリア機能を高める意識で、ケア方法やアイテムを見直してみましょう」
●与えすぎるケアにも要注意
与えすぎるケアも刺激になります。「近年増えている多機能スキンケアは美肌成分を多く含む反面、デリケートな肌には刺激になることも。与えすぎには注意して」