収納の仕方で食器を守る
お皿をキッチンの引き出しに収納できるなら、引き出しの飛び出しを防いでおけば大丈夫です。引き出しの扉に、子どもの指挟み防止ストッパー(ドアロック)をつければOK。
すべての画像を見る(全9枚)大阪府北部地震で被災したとき、わが家はこの対策で一枚もお皿を割らずにすみました。
食器を食器棚やキッチンラックに収納する場合は、滑り止めシートを貼ったプラスチックケースに入れて収納をしましょう。食器を入れるケースには、そこだけでなく内側にも滑り止めシートを貼ります。ケースの中でお皿が動くのを防ぐのです。
お酒の大量備蓄には注意が必要
阪神・淡路大震災で全壊した実家では、父が高いお酒を大量につり戸棚に入れていましたが、そのお酒はすべて割れました。大量のお酒をキッチンに置いておくのは危険です。低い位置に収納して、その下には必ず滑り止めシートを敷いておきましょう。
自宅のキッチンカウンターやリビングの棚にお酒を飾ってミニバーのようにしている人もいらっしゃいます。すてきな楽しみだと思います。お酒を飾るのであれば滑り止めシートを敷く。滑り止めシートの見た目に抵抗感があるなら、飾っているお酒のボトルの底に耐震ジェルを貼る。
やはり、なにかしらの対策は必要です。そして、近くにいるときに発災したら、すぐにその場から逃げるようイメージしておいてください。
辻直美さんの『プチプラで「地震に強い」部屋づくり』には、お金をかけずに家を防災仕様にするアイデアが多数紹介されています。