オンとオフでは、聞く音楽は“あえて”分ける 

石丸幹二さん
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『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』では、「音楽」がエネルギーとして描かれています。作中は音楽であふれ、奏でられるすべての音に包み込まれているような感覚にも。それゆえ、「ぜひ劇場で見てほしい!」と石丸さん。

「この作品は、映画館のあの大きなサウンドの中で見てほしい。これはもう強く申し上げたいです。もちろん、いろんな事情があって行けない方もいらっしゃるかもしれない。でも『ちょっと電車に乗ってでも行ってみようか』みたいな、なにかのきっかけがあれば気持ちも変わる。この音を浴びたら、きっと幸せが訪れるはずです!」

そう力強く語る石丸さんのエネルギー源も、映画同様に「音」なのだそう。

「やっぱり音がないと、すごく寂しくなっちゃうので、いつも音を感じられるところにいるようにしてます。音には心を安定させてくれる力があるので、優しくもなれるし、元気ももらえる。五感で楽しめるのが音楽の魅力ですよ」

とはいえ、仕事でも音楽に携わっていると、オン/オフの切り替えが難しくなってしまうのでは…? なんて思ってしまいますよね。 

石丸幹二さん

「これはある意味きっちり分けています。オンのときは“仕事のため”の音楽。だから、仕事モードに入るきっかけとなるような音楽を流し、その世界に入っていくようにしています。でも、オフではしっかりと聞くというよりも、流し聞き。思いつきで異なるジャンルのものを流したり、ザッピングしながら勝手に流れてくるものを聞くみたいな、そんなことを楽しんでますね」

そんな石丸さんが、オフでよく聞いているのは、風や波をはじめとする「自然の音」。

「そういうものをずっと流しておくと、自然の中に居るような気持ちになりますよね。そうやって精神を解放していきます。あとは、虫の声や焚き火の音みたいな、リズムが一定してないもの。自分がコントロールしないでいられるものを聞きたいな。すごく心が豊かになるので、おすすめですよ」