災害多発国に住んでいる意識を普段からもつこと

地球規模での気象異変の時代、しかも災害多発国に生きている私たちには、切迫感をもった対処法が必要だと思っています。ひとりでも役立つことを実行すれば、それがほかを助ける可能性もあります。日頃から仲間とは災害対策の情報交換を当たり前のようにしておくことを心がけています。

整理整頓
普段から部屋を整理しておくのも備えのひとつです
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なにより行政の徹底的な準備・救済対策が最も重要ですが、今回の能登地震の数週間後を見てもわかるように、国も力が及ばない実情です。個人個人による平素の危機意識が必要です。それは恐怖心をもつことなどではなく、あらかじめ行動しておくことだと思います。

私は、家具転倒防止の備えはもちろん、室内の中の日々の整頓を心がけています。あるいは外出先で、「もし今地震が起きたら?」という想定を頭にインプットさせて出かけ、地下鉄に乗るとき、ビル街を歩くとき、これまでとは異なる危機意識を身につけておきます。

ひとり身としての心構え

寝室

震災後もニュースで見聞きする被災地には、だれもが心を痛めていることでしょう。たとえば私の住んでいる場所は被災地から離れているため、おそらくその距離分だけ、臨場感が希薄になってしまうと思います。世界で起こっている戦争の日本人の受け止め方も近隣諸国とは隔たりがあるからでしょう。

平和慣れした私たち日本人は、戦争に関してもほとんどの人が意識希薄で無知です。それゆえ、戦地や被災地に対してなにひとつ手を延ばせない私のような者は、痛々しい限りの報道から、せめて耳目を背けることなく、悲惨な状況にある人々を思いながらも、いつわが身に降りかかるかもしれない災害の恐ろしさを熟知していきたいと思います。

なお、とくに持病がある高齢者は、入院となったときの用意も必要です。私のようにひとり暮らしの者は、病院での手続きなども自分でしなければならないので、病気への備えも普段からしています。しかし寿命は決まっているのですから、いつかは病むという覚悟と心構えも必要です。そのときのために、災害時の二次災害としての病も心の準備としておきたいですね。

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