アメリカ人は「休み」に、なにをする?
日本ではあまり聞かないのが、「ボランティア休暇」。地元のコミュニティー団体や子どもが通う学校などでボランティアをするための有給休暇制度です。キリスト教文化が根づくアメリカで、ボランティア活動は日常の延長にあります。それを企業や政府も、有給という形であと押ししているのがすてきですよね。
すべての画像を見る(全7枚)もちろん、旅行好きなアメリカ人はいっぱい。円安の今、日本も人気の旅行先となっています。ただ、日本人と違うのは、旅行先で「ちゃんと休む」ということ。若者もシニアも圧倒的に個人旅行派が多く、プランを詰め込みすぎることなく、1、2週間かけて自由時間を楽しみます。旅好きであればあるほど、なにもしない時間を大切にしている気がします。
よく耳にする海外旅行先は「カナダ」と「メキシコ」。陸続きなだけに、米国の自動車運転免許証がそのまま使えるのも便利です。
ビーチ・リゾートは、西海岸ならハワイ、東海岸ならカリブの島々ですね。カジュアルな装いで大自然の中でのハイキングやビーチでの日光浴を満喫するリラックス旅が主流です。観光やショッピングがメインとなる時間の割合は、日本人と比べてかなり低いかもしれません。
何か月もバカンスを取るフランス人などヨーロッパ勢と比べれば、ささやかなものですが、プライベートを大事にするアメリカ人にとって、休暇は欠かせないもの。休める祝日は少なくても、やりくりして心と体を休め、家族との時間を過ごしています。