高齢者施設の場所は今の住まいの近くがいい?
住み慣れた地域で最後まで過ごしたい人は多いのですが、特に都市部の施設は入居金が数千万円と高額。東京在住なら都内にこだわらず、埼玉や千葉など、周辺地域まで範囲を広げて探しましょう。安くていい施設がたくさんあります。介護度が重くなって、ひとりで外出できなくなったら、施設の立地よりも中での過ごしやすさの方がよほど重要です。
●自宅を担保にサ高住入居金の融資が受けられるサービスも
住宅金融支援機構の“リ・バース60”は、自宅を担保にサ高住への住み替え費用が借りられるサービス。評価額の50~60%まで借りられ、生前は利息のみ返済。死亡時に、自宅の売却代金で元本を返済できます、60歳以上が対象。
気になる施設をもっと知る方法は?
すべての画像を見る(全3枚)気になる施設を見つけたら、見学に行きましょう。施設に連絡して「将来の入居を考えている」と伝えれば、見学の日時を予約できます。施設主催の送迎つきの見学会もありますが、個別の見学の方が施設へのアクセスなどもわかっておすすめです。
最終的な選択の前には、実際に入居して過ごせる「体験入居」を申し込みましょう。施設の雰囲気や入居者の普段の様子、気になるにおいや生活音の有無など、滞在してこそわかることは多く、参考になります。
『これからの暮らし by ESSE vol.06』では、今回紹介した以外にも、60代以上の暮らし上手さんの「ものの持ち方 手放し方」、後悔しない「終の棲家(すみか)」の選び方、若々しい肌&体をつくる「整え」美容、村上祥子さんの 冷凍パックごはんなど、暮らしに役立つ情報が満載です。