低収入の別居暮らし。公共の支援もなく孤立

実家から働きに出ることにしたとはいえ、幼い子どもを2人も育てながら、以前と同じように美容師としてフルで遅い時間までの勤務はできません。アルバイト程度にしかシフトにも入れてもらえず、子ども2人を育てていくために十分な稼ぎを得ることができませんでした。

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一方で、役所へ足を運び、福祉の助けを得ようとしましたが、「実家のサポートがあるなら…」と言われてしまい、思うように手続きを進めることもできませんでした。

●世の中って厳しい。一人じゃどうにもならなかった

「まず家を出たいと思っても、アルバイトのシングルマザー予定という時点で、家すら借りられなかったんです。そういう人にも優しい不動産屋があるって紹介されたけれど、結局、希望に見合う物件は全部審査前に断られるような状態。もしかしたら自治体によって受けられる支援が違うのかもしれませんが、世の中の厳しさを思い知らされました」