日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。「夫のすべてが信じられなくなった」と語るのは、現在育休中のワーママ・美咲さん(35歳)です。妻が3人の子の育児に奔走する一方で、マッチングアプリでの浮気にドハマリしていた夫。産後に「しない」ことを希望した妻に責任はあるのか? 深刻な現状について伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)3か月前、ひょんなことから夫がマッチングアプリを利用していたことが発覚。調べていくうちに、家族に内緒でTwitterやブログに本音を書き散らしていたことが分かり、嘘で固められた夫の言動が一切信じられなくなりました。
「なんでこんなことしてるの? 私とレスだから?」とぶちまけると、「一線は超えていない」と言い張る夫。果たして、夫は本当に改心しているのでしょうか?
えぐられた傷が時間とともにどんどん拡大していった
「少しずつ、ボロボロと新しい事実が出てくるような状態。夫が取り繕って適当なことを言って、それがまた翌日には嘘だと分かって…というのを繰り返していくうちに、心がすり減っていくのを感じていました」と美咲さん。
それでも、子どもたちの生活を守るために、とにかく平静を装って日常生活を必死でこなしていたそう。
「忙しくしていると、忘れる時間もできるし、少しずつではあるけれど、心も回復するんです。けれど、次々に後出しで出てくる夫の罪が、ボディブローのように効いてきて…。いちばん最初に夫に詰め寄ったあの夜、すべて話してくれればよかったのにって思います」
夫の言葉を今度こそ信じようと思っていたある日、マッチングアプリの件が発覚してから、ログインしたままになっていたタブレットにメールが届きました。「Gmail の保存容量が残りわずかです」というような件名でした。
●メール容量を圧迫していたのは、大量のデータ
「本文には『容量が残り少ないためメールが届かない可能性があります』みたいなことが赤字で書かれていて、『ファイルを削除すればあき容量を増やすことができます』というリンクがついていたんです。それで、クリックしたら、メールではなくGoogleドライブとかGoogleフォトが大量のデータを消費していることがわかりました」
そこには、真っ黒の浮気の証拠の数々が保管されていたといいます。疑うことに疲れ、もうすべて忘れようと思っていた矢先のことでした。