「やっぱり捨てられない人」にやって欲しい3つのこと
すべての画像を見る(全3枚)それでも、なかなかものを捨てられないという人は、以下のことをやってみてください。
●1:作業する時間をつくり、計画的に進める
まったく捨てる気になれない、または、ほかのことで忙しくて、結局なにも捨てないまま1日が終わり、その状態がずるずる続くときは、計画を立てて意識的に捨てましょう。始めるときにちょっとがんばれば、すぐに軌道にのるので、あとはわりとラクですよ。
片づけに限らず、やりたいことがあるのにやらずに終わってしまうのは、その作業のためにしっかり時間を取らないからです。
1日のうち15分、片づけ作業をする時間を確保して、その時間はほかのことをしないようにしましょう。
●2:写真に撮ってみて、捨てる決意をする
スマホで、ものがたまっている場所の写真を撮ってください。肉眼で見ているときは情報を取捨選択しているため、本当はものすごくごちゃごちゃで不愉快に思える場所も、見慣れてしまいます。
しかし、写真なら肉眼とは視点が変わり、もののぐしゃぐしゃ具合が忠実に再現されます。これを見れば、「わあ、汚すぎ! 少し捨てよう」と思うでしょう。
写真を撮ったらそれを見ながら、このままでいいのか考えてください。たとえば年末なら、このまま年越しをしたいのかどうか、年初なら、今年もこんな状態で暮らしたいのかどうか、自問してください。
もし今より暮らしやすい新しい未来を望むなら、この機会に不用品を手放すことを決めましょう。
●3:どんな状態にしたいかイメージする
どんなふうに不用品を捨てて、最終的にどんな状態にしたいか考えてください。料理をつくるときレシピにプロセス写真や完成した料理の写真があると、初めてつくるものでも、つくりやすいですよね?
不用品を捨てる作業もこれと同じで、これから自分がする作業やその結果を先にイメージしておくと、早く捨てることができるし、途中で横道にそれにくいです。
最初になにを捨てていくか、どんなふうに捨て作業をするかちょっと考えてから始めてください。
「ただ捨ててしまうのがもったいない」ときは、不用品の処分先を決めてしまう
いらないと思うものを、ゴミ箱にがさっと捨ててしまうのがいちばん簡単ですが、そのままゴミにしてしまうのが耐えられない人も多いと思います。
そこで、先に処分するものの持ち込み先を心づもりしてください。
大きく分けて、「捨てる・売る・あげる(寄付)」の3つがあります。だいたいの方針を決めておくと、捨てようと思ったものがいつまでも家にとどまることはありません。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。