●「毎日服を替えなければ」という思い込みを手放す
そもそも、なぜコーデに悩むのでしょうか? それは「毎日違う服を着なければいけない」という思い込みのせいです。ほかの人からどう見られるかを気にせず、自分が着たい服を、自分の好きなときに着ればいいと思うようになりました。
服選びが楽しくなくなっているのなら、大事な人生の時間を服選びに費やさない。そのために「本当に着る服だけもつ」ようにしてみては。
私自身も、以前は周りの目を気にして毎日違う服で人に会うのが当然でした。そうしないと服を買えないとか、不潔なように見られる気がして…。
しかし、ミニマリストの考えを取り入れてから、自分のスタイルに合った服だけを選ぶように。いつのまにか、他人の目を気にすることなく、お気に入りの服を週に何度も楽しむようになりました。
服ってそんなに頭を悩ませたり、毎日とっかえひっかえしなくてもいいものでは。自分が着たい服を選べばいいよね、と思えたのです。思い込みを手放すのは大事なポイントですね。
●違和感のある服から減らす。大事な「時間」をつくるため服を減らそう
そうはいっても、服を減らすのに躊躇する方もいると思います。
そんなときは、まずは以下のような服から検討してみては。自分に合わないと感じる服は、迷わず手放すことが大切です。
・1年着ていない服
・同じ色で同じような素材で複数枚ある服
・キツかったり手触りが悪いなどイマイチな服
・自分に似合わない色や形の服
似合わない服や着心地が悪い服は、結局ずっと出番のないままクローゼットの中でジャマになっている状態に。だったら、服にとってもかわいそう。
ファッションの趣味が変わって着なくなった服、流行が終わって着られない服も見直してみましょう。アラフィフ世代なら、若い頃に買ったコートやニットがあるかもしれません。
高価な服はもったいない気持ちもとてもよくわかります。でも、着ない服でクローゼットを占領し、自分の毎日の服選びを圧迫しているというマイナス面を考えると、手放す気になるのではないでしょうか。
私たちにいちばん大事なものは「時間」です。時間をつくり出すために死蔵品を減らす、という意識を持つと服の整理を進めやすいかもしれません。
クローゼットの整理は、私たちの日々をラクにしてくれます。不要な服を減らすことで、朝の忙しい時間もスムーズに。アラフィフ世代の皆さんにヒントになれば幸いです。