1955年に発売されたロングセラーの、懐かしさがギュッと詰まった「カンロ飴」。スイーツやドリンクなどにも活用できるそう。早速、カンロ飴を使ったレシピとアレンジを紹介します。
今、「カンロ飴」を活用したレシピが話題!
発売から70年近くになるロングセラー「カンロ飴」。「小さい頃食べた」、「おばあちゃんの家でもらった」などの思い出がある人も多いのでは? だれでも一度はそのおいしさに触れたことがあるカンロ飴を使ったレシピが、今SNSで話題を呼んでいます。
砂糖・水飴・しょうゆ・食塩のみを使い、昔ながらの製法でつくられたカンロ飴は、甘じょっぱく、どこかホッとする素朴な味わいが魅力。余計なものを含まず、シンプルな材料だけでつくられているから、砂糖やみりん代わりとして料理やお菓子づくりにも活用できるんです!
今回はSNSにあるレシピのなかでも、「甘じょっぱいコクが合う!」、「手軽につくれる!」と話題になった「スパイスジンジャーシロップ」と「カンロ飴ゆず茶」のレシピを紹介。さらにそれらを使ったアレンジレシピを、料理研究家でフードコーディネーターのあまこようこさんが考案してくれました。
●寒い季節にぴったり!「スパイスジンジャーシロップ」
これからの季節におすすめなのが、カンロ飴と体を温めるショウガやスパイスを一緒に漬けこんだ「スパイスジンジャーシロップ」です。
【材料(750mlビン1つ分)】
- ショウガ 200g
- カンロ飴(140g) 2袋
- シナモンスティック 2本
- クローブ 10粒
- 黒コショウ(ホールタイプ) 大さじ1
- レモン果汁 大さじ1
【つくり方】
下準備:使用する保存ビンは熱湯で煮沸消毒して乾かしておいてください。
(1) ショウガは薄切りにする。
(2) 保存ビンに(1)、カンロ飴、シナモンスティック、クローブ、黒コショウ、レモン果汁を入れる。
(3) 冷暗所で3日以上漬け込む。時々ビンを逆さまにしたりしながら全体が均一に混ざるようにする。
・飴が溶けた後の保存は冷蔵庫で2週間が目安です
・スパイシーなものが苦手な方は、ショウガとカンロ飴だけでもつくれます(お好みでレモン汁を加えてもOK)
●「スパイスジンジャーシロップ」でつくるあったかスイーツ「りんごのジンジャーカンロコンポート」
「深みとコクのあるカンロ飴と、スパイスの複雑な味わいを楽しめる、完成度が高いシロップ。りんごと合わせてチンするだけで、寒い時期にもピッタリなおいしいスイーツが完成します」と、アレンジを考えてくれたあまこようこさん。
つくり方はとっても簡単! りんごを横4等分の輪切りにしたら、耐熱ボウルにりんご、大さじ3杯の「スパイスジンジャーシロップ」を入れて、ラップをふんわりかけてレンジ(600W)で5分チンするだけ。
お皿にりんごを盛り、お好みでバニラアイスを添え、ボウルに残ったシロップをかければ、自分へのごほうびやおもてなしにもぴったりなスイーツができあがり! (分量は2人前)
「りんごの代わりに、加熱したさつまいもと合わせてもOK。ジンジャーの風味がアクセントになったシロップは今回紹介したスイーツのほかにも、醤油を加えて生姜焼きのたれにしたり、ミートソースやカレーの隠し味に使ったりしてもいいですね」(あまこさん)
●ほっこり気分になれる!「カンロ飴ゆず茶」
もうひとつおすすめなのが、旬のユズを漬け込んだ「カンロ飴ゆず茶」です。
【材料(750mlビン1つ分)】
- 黄ユズ 2~3個(280g)
- カンロ飴(140g) 2袋
【つくり方】
下準備:使用する保存ビンは熱湯で煮沸消毒して乾かしておいてください。
(1) ユズは洗って水気をしっかりふき取って、4等分に切り、皮と果肉に分け、果肉はほぐすようにしながら種を取り除く。
(2) ボウルにせん切りにした皮と(1)を入れて混ぜる。
(3) 保存ビンにカンロ飴の1/3量を入れ、ゆずの1/3量を上に入れる。同様に残りのカンロ飴とユズを交互に入れる。
(4) 冷暗所で3日以上漬け込む。時々ビンを逆さまにしたりしながら全体が均一に混ざるようにする。
・飴が溶けた後の保存は冷蔵庫で2週間が目安です
●「カンロ飴ゆず茶」はドリンクでポカポカ&リフレッシュ
ほんのりユズゆずの香りが落ち着く「カンロ飴ゆず茶」。あまこさんが、紅茶や炭酸水と割ったおいしいドリンクアレンジを教えてくれました。
「ゆずカンロティー」は、熱々の紅茶(150ml)をティーカップに注いだら、「カンロ飴ゆず茶」を大さじ1加えて混ぜます。
「ゆずカンロソーダ」はグラスに氷と「カンロ飴ゆず茶」を大さじ1入れたら、ソーダ(150ml)を注ぐだけ!
「さわやかなユズの香りと、ほんのりしょうゆを感じるカンロ飴の組み合わせは、日本人ならだれも安心できる好きな味。紅茶やソーダで割るほかに、冬は赤ワインと合わせてホットワイン風にいただくのもおすすめです」(あまこさん)
●思い立ったらすぐつくれる簡単さと、コクのあるおいしさが魅力!
今回のカンロ飴を使ったアレンジレシピづくりを通して、あまこさんもレシピの手軽さと、カンロ飴の懐の広さに感心。
「私も昔から知っているカンロ飴の新たな発見がありました。氷砂糖よりも手に入りやすくて常備もしやすいですし、少量からでもつくることができます。また、溶けやすいので2~3日で完成します。手持ちの密閉容器やジッパーつきのビニールでもつくれるので、思ったらすぐトライできるのもいいですね」(あまこさん)
少量つくりたい場合は、レシピの半量にすればOK。
カンロ飴は、煮詰める工程で生まれたコクや香りが料理においしさをプラスするだけでなく、材料に使われている水飴の効果で照りよく仕上がるので、今回紹介したスイーツやドリンクのほか、肉じゃがなどの煮物料理、洋食にも使えるのが魅力。「カンロ飴食堂」では、料理のレシピも数多く紹介されています。
スイーツからおかずまでレシピが充実!「カンロ飴食堂」をチェック
「塩カンロ飴」でもさまざまな料理が完成!
「カンロ飴」の姉妹品として、高知県・室戸産の海洋深層水の塩とほのかな昆布のうま味を効かせた「塩カンロ飴」もあります。
この「塩カンロ飴」も料理に大活躍! 「炊飯器で作る! 塩バター大学芋」など、この冬食べたいレシピがいっぱい。簡単につくれるので、子どものおやつとしておすすめです。
レシピは「カンロ飴食堂」に載っています。
●ロングセラー「カンロ飴」の新しい魅力を大発見!
甘じょっぱくてどこか懐かしい味わいのカンロ飴。そのまま食べるほか、アレンジも楽しめるなど、さまざまなおいしさと魅力が1粒のなかにギュッと詰まっています。
レシピ満載の「カンロ飴食堂」もぜひチェックしてみてください!
問い合わせ先/カンロ https://kanro.jp/pages/contact/