●衣替えは「シーン」で考えるのが正解
すべての画像を見る(全8枚)洋服は、「春夏秋冬」で分けてしまうと、その季節のあらゆる衣類を同じ場所に入れていくことになりますよね。すると「使うシーン」が違うものが混ざり合ってしまいます。
たとえば、わが家では最近まで冷房をつけていましたが、夜は逆に暖房をつけたいくらい寒い日も続きました。日中は薄手の秋服、夜は冬用の寝間着といったように一日の中でも“季節のズレ”が出ていたのです。
そこでおすすめするのが「使うシーン」で分けることです。たとえば、「自宅や近所で過ごすシーン」「寝ているシーン」などです。これによって使っていないものと使っているものを「交換するだけ」で衣替えができるようになります。
●小物類も一緒に「シーン」別に収納する
小物も衣類と一緒に「シーン」で仕分けをするとラクになります。どんな風に分けたらいいのか以下、例にしてみました。
上の図は「冬」というくくりで小物を混ぜている状態です。これを「シーン別」にしてみます。
服とセットにするとごちゃついてしまうので、箱やケースの中に100円ショップで購入できる「不織布製ケース」などで仕切りをつくっておくと便利ですよ。
●あえて「小物」専用箱をつくったほうがいいもの
さて、基本はシーン別の「衣類」と「それに合わせた小物」を一緒に収納することをおすすめしていますが、あえて小物専用ボックスをつくったほうがいいパターンがあります。それは先ほど紹介した図でいうと、「お出かけ用」にあたるものたちです。
外出時に使う小物は、家族全員分が集まるとかなりの量になってしまうため、あえて「小物専用箱」を用意しておくと整理がしやすいです。
では、どんなものを「小物専用箱」に入れるといいのでしょうか?
・暑い時季に使う小物の例
帽子、アームカバー、暑さ対策グッズなど。
・寒い時季に使う小物の例
寒い時期に使うものの例:ストール、帽子、イヤーマフ、手袋、厚手のタイツなど。
このように「暑い」「寒い」とシーン別でざっくり分けて専用箱に入れておくだけ。すると、暑さや寒さを感じたタイミングで、次の季節のものにサッと交換するだけですみます。
衣替えをするときは、「どんなシーンで使うのかな?」という観点で衣類をしておくと、切り替えがとてもラクになります。そして、なるべく小物とまとめて、ひとつあければ完結する収納をつくると、大幅な時短になるので、おすすめですよ。