子どものお小遣いは定額ではなく「申請制」がおすすめ
そうやって育ってきた私が、息子が生まれてから悩んだのはお小遣いです。私自身、定額のお小遣いをもらわずやってきたので、息子も私と同じ申請制をとることにしました。
定額のお小遣い制だと、あるだけ使い切ってしまう習慣がついてしまうのではないか。それが浪費につながっていくのではないかという心配もあったんです。
それに申請制のほうが、“今、なにを欲しがっているか”がわかるし、コミュニケーションもとれる気がしたので。これは大正解だったと思っています。
はたから見ていると、息子は私に似て節約家。今はひとり暮らしをしていますが、服も無頓着だし、バイトの賄いを食べ楽しそうに暮らしています。
きっとこれも、私や家族のお金の使い方を見てきたからかなと思っています。
改めて“ケチ”は一日にしてならずだなと。私も周囲の人に影響されながら、少しずつ“ケチ活”マインドを培ってきたように、息子にもそれが伝わっていますから。
これからもいろんな人と出会って、私も“ケチ活”ライフを楽しみたいです。
松本明子さんの著書『この道40年あるもので工夫する松本流ケチ道生活』(アスコム刊)では、ほかにもさまざまな“ケチ活”テクニックを紹介しています。