保温性と収縮性に優れたストッキングはインナーにも使える

今回、“ケチ活”についていろいろ振り返ったり、まとめたりしていて、ずっと引っかかっていたストッキングの“第2の人生”。「“ストッキングを捨てたらダメ”という黒柳さんの教え」で書いたように、「お掃除アイテムとしてはかなり優秀だけれど、本当にそれだけで終わらせていいのかな?」と常に頭の片隅においていました。
ちなみに“ケチ活”のいいアイデアが浮かぶのは大抵ベッドの中なんですが、眠くなる前にふとんに入り、うつらうつらしながら「ストッキングの使い道は他に何があるんだろう」と考えるのが日課になっていました。

先日もベッドでストッキングのことを考えていました。どんな形にでも伸びる収縮性と薄くても温かい保温性を生かしたものは何かなと。そうしたらふと頭に浮かんできたのが、以前、大阪のおばちゃんから聞いた「ストッキングは着られる」という話。「着られるって、どういうこと!?」「どうやって!?」と、考え始めたら止まらない。となると寝ている場合ではない! 急いでストックしてあるストッキングの山に手を伸ばしました。

まず足首のところをはさみでカット。そして股の縫い目のところに15センチ程度はさみを入れ、そこをかぶり首を出せるようにします。脚の部分に両腕を入れ、切った股のところから頭を出す。つまり、ストッキングの股の部分からかぶるように着るわけです。すると、なんてことでしょう。上半身に着用できてしまった!

ストッキングをインナーに
こちらが、ストッキングでつくったインナー。名 づけて、「シースルーあったかインナー」。脚の部分に腕が入り、股の部分から首を出す仕様です。なかなか温かいんですよ。
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実際に着てみると程よくフィットして圧迫感はあまりないうえ、なかなか温かい。私は「やった!」と思いました。「ついに見つけたな!」と。この思いをいち早く伝えたく、すぐさま写真を自撮り。夜だったのにもかかわらずマネージャーにメールを送りました(笑)。夜中に突然メールが来たと思ったら私がストッキングを着ている写真ですから、さすがに驚いたようです。

ちなみに先日、「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演させていただいて、この世紀の発明を明石家さんまさんにお伝えしたら、笑ってくださったのですが、どうも私の熱量とはズレていて(笑)。「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)でも紹介したんですが、ダウンタウンのお2人も含め、出演者の方は若干引き気味でした。
まぁインナーなんて買っちゃえばいいと言われたらその通りなんですが、どうしてもまだ誰もが見たことがないストッキングの“第2の人生”を見つけたかったんですよ。この自分だけの楽しみみたいなのも、ある意味“ケチ活”らしいなと思います。自分だけの大発見。それができた今は、かなり満足しています。

松本明子さんの著書『この道40年あるもので工夫する松本流ケチ道生活』(アスコム刊)では、ほかにもさまざまな“ケチ活”テクニックを紹介しています。

この道40年あるもので工夫する松本流ケチ道生活

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