「浮気じゃなくて、本気」やっかいすぎる夫の女性問題
「産後はもう2時間とか3時間おきに授乳しなきゃいけないし、哺乳ビンの消毒をしたり、オムツを替えたり、赤ちゃんのお世話をするだけでいっぱいいっぱい。本当に寝る暇がなくて、常にスッピンでパジャマのまま過ごしていました。ホルモンのバランスも崩れていて、色気なんてないのはわかっているけれど、それが普通だと思っていたし、レスになっているという感覚はなかったんです」と綾子さん。
すべての画像を見る(全4枚)孤独な育児に苦しみつつも、夫の仕事に影響が出ないように、1人でがんばり続けました。しかし、そんな張りつめた糸がプツンと切れてしまう出来事が発生します。
●車のダッシュボードから出てきた浮気の痕跡
夫との間に生まれた微妙な距離に戸惑いながらも、日常の家事と育児をひとりでこなしていたある日。車の掃除をしていたときのこと。
「子どもがいると、とにかく車も汚れるんですよ。それでお掃除のついでにダッシュボードのなかも整理しておこうと思ってあけてみたら、そこには船のチケットや避妊具が出てきて。あぁ、女がいるんだと知りました。浮気してるなんて思ってもみなかったので、すーっと全身が冷たくなっていく感覚でした。悲しみの絶頂という感じでしたね」
その日の夜、会社から帰宅した夫に「浮気してるでしょ」と詰め寄ると、「浮気じゃなくて、本気なんだ…」とまさかの返答。
「奥さんの妊娠や出産がきっかけでレスになったり、旦那が浮気したりっていう話は珍しいことではありませんが、いざ、自分が当事者になってしまうと耐えがたいものがありました」と綾子さん。
絶望の中、荷物をまとめて幼子を連れ、実家へ。形だけの謝罪を受け入れるかどうか悩んだというお話はまた次回。