食器を厳選したことで料理への関心が高まった
すべての画像を見る(全5枚)たとえばパスタ。筆者は昔、ビンに入ったパスタソースを使うことが多かったのですが、イチからつくる機会が増えました。
トマトソースの色味をもう少し明るくしたら、お皿に盛ったときにいい感じなるかも? そんなことを考えながら料理をしていると、かつてあった苦手意識もやわらいでいくようです。
具材も季節に合ったものを使いたくなったりして、お料理のバリエーションも広がりました。
難しいものはいまだにつくれません。でも、SNSでレシピを保存したり、おいしかったものをノートに書き留めて、同じものをつくれるようにしたり。以前に比べて、調理へのモチベーションが確実に上がりました。
夫婦間にも心境の変化が生まれた
変化は、夫婦間にも表れるようになりました。「今日の晩ご飯はなに?」と夫によく聞かれるようになったのです。多かった外食も減りましたし、夫の毎日のお弁当も欠かさずつくるというよいループが生まれました。
夫のランチ代だけでなく、食器の衝動買いも減ったので経済的にもよい影響です。そうなると、食器棚が小さくて、気に入ったものが安易に買えなったことなど、ささいなこと。むしろ、小さい収納スペースでやりくりすることが、楽しくすら思えるようになりました。
毎日の嫌いな台所家事を「楽しい」に変えてくれた小さな食器棚に感謝しています。