食器を厳選したことで料理への関心が高まった

つくった料理
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たとえばパスタ。筆者は昔、ビンに入ったパスタソースを使うことが多かったのですが、イチからつくる機会が増えました。

トマトソースの色味をもう少し明るくしたら、お皿に盛ったときにいい感じなるかも? そんなことを考えながら料理をしていると、かつてあった苦手意識もやわらいでいくようです。

具材も季節に合ったものを使いたくなったりして、お料理のバリエーションも広がりました。

難しいものはいまだにつくれません。でも、SNSでレシピを保存したり、おいしかったものをノートに書き留めて、同じものをつくれるようにしたり。以前に比べて、調理へのモチベーションが確実に上がりました。

 

夫婦間にも心境の変化が生まれた

夫婦の食卓

変化は、夫婦間にも表れるようになりました。「今日の晩ご飯はなに?」と夫によく聞かれるようになったのです。多かった外食も減りましたし、夫の毎日のお弁当も欠かさずつくるというよいループが生まれました。

夫のランチ代だけでなく、食器の衝動買いも減ったので経済的にもよい影響です。そうなると、食器棚が小さくて、気に入ったものが安易に買えなったことなど、ささいなこと。むしろ、小さい収納スペースでやりくりすることが、楽しくすら思えるようになりました。

毎日の嫌いな台所家事を「楽しい」に変えてくれた小さな食器棚に感謝しています。

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