家事がラクな家にしたいなら、クローゼットの位置をしっかり検討しましょう。2年前にハウスメーカーで平屋の家を建てた日刊住まいライターは、ファミリークローゼットを主寝室と子ども部屋の間にある間取りに。結果、洗濯機のある脱衣所からの動線が長くなり後悔しています。毎日何度も乾いた洗濯物を運ぶのがストレス。その解決策として取り入れている工夫も紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)家族の個室から近い場所にファミリークローゼットを配置
筆者は夫と子ども2人(4歳と0歳)の4人家族。2年前にハウスメーカーで、延床面積約32坪の平屋の家を建てました。
新居を建てるにあたって、取り入れたかったことのひとつがファミリークローゼットです。各部屋にクローゼットや収納を設けるよりも、1か所にファミリークローゼットを設ける方が、家事の手間が省け、収納もすっきりすると思ったからです。
ファミリークローゼットをどこに配置するか悩んだ末、主寝室と子ども部屋の間につくりました。この場所なら、子どもが成長していっても、いい距離感が保てるはず。音を気にしなくてすみ、各部屋からのアクセスもいいと思ったからです。
結果、洗濯乾燥機を置いている脱衣所からは離れている場所になってしまったのです。住み始めると、このことで後悔することに。詳しくレポートします。
毎日、何往復もすると、家事動線の長さがストレスに
住み始めて2年がたち、今の間取りがすごく不便というわけではありません。しかし、やっぱり脱衣所とつながりのあるファミリークローゼットにしていたら、ムダのないスムーズな動線で家事ができていたかなと思います。
わが家は毎日、脱衣所にある洗濯乾燥機を利用しています。洗濯乾燥機は夜のうちに回し、翌朝、乾いた洗濯物を片づけるというルーティン。そして、乾いた洗濯物は、カゴに入れてファミリークローゼットへ運びます。
上はわが家の間取りです。矢印で示したように、洗濯物が乾いたら、脱衣所を出て衣類の入ったカゴを持って、LDKの一角を経由してファミリークローゼットへ。そして、また脱衣所にカゴを戻すという動線。これを毎日、繰り返すことに。
ファミリークローゼットが脱衣所の隣にあれば、こんな長い動線になることはなく、てきぱき衣類をしまえたはずです。