●3:病気の方や、体が不自由な方を思いやれるようになった
すべての画像を見る(全4枚)40代半ばで初めて大きく体調を崩したとき、その不自由さとはどれほどのものかを痛感しました。そんな私を支えてくれたのは、周りの人の理解と優しさでした。とくに家族は本当に辛いときの心の支えで、家族ってこんなにも大事なんだな、と実感したのです。それまでは、ひとり暮らしの方がラクだったと思うこともあったのですが、心が弱くなったときや困っているとき、1人では生きていけないと思いました。
病気の時は外出ができず、体調が悪く先が見えず、情緒不安定でよく泣いていました。友人が見舞いに来てくれたり、家族には夜中でも辛い気持ちを聞いてもらったり…。そんな経験を通して、病気の方や体の不自由な方の気持ちに深く寄り添うことができるようになりました。
また、元気なときは理解できなかったことが理解できるようになりました。若いときには悪天候でもなんのその。寒くても濡れてもへっちゃらでしたので、吹雪の日でも出掛けて遊んでいたものです。
しかし今は、雨の日や寒い日は体がきつく感じることが増えました。この変化を通して、天気に敏感な方や、寒さで体調を崩しやすい方の気持ちが理解できるようになりました。「天気が悪いから外出を控える」という選択を理解することができませんでしたが、自分がその経験を経てやっと、そういうことね、とわかりました。
●年を重ねることは、自分らしく生きることにつながる
アラフィフになると、体力は衰え、見た目も若いときからみたら気になる部分も増えました。しかしその代わりに経験を積み、内面は成長していると思います。
若さの代わりに得たものがあり、それがだんだんと自分の個性になってきたと思います。なので、50代60代と、よりいっそう自分らしく生きられそう。そんな未来にワクワクしている最近です。