●やっぱりハロウィーンの主役は子どもたち!
すべての画像を見る(全10枚)ハロウィーン本番の日と直前の週末には、各地でトリックオアトリートが行われます。「お菓子をくれないと、いたずらするぞ!」を合言葉に、お化けやキャラクターに扮した子どもたちが店や家を1軒1軒回ってお菓子をもらいます。
わが家の場合、子どものよちよち時代は、各店舗を安全に効率良く回れるショッピングモールのトリックオアトリートがお気に入りでした。少し大きくなると各地の商店街のトリックオアトリートへ出かけ、小学生時代では近所の住宅街でのトリックオアトリートにもチャレンジ。
住宅街のトリックオアトリートでは、知り合いでもなんでもない家々を回るわけですが、どこの家を訪ねるかは、前述の飾りつけの有無が決め手です。
子どもたちが喜ぶように本気の飾りつけを施す家は、まず間違いなし! また、飾りつけは控えめでも、目立つ場所にパンプキン数個がこれみよがしに並んでいれば、「ウェルカム」のサインです。逆に、飾りつけもパンプキンもなにもなければ、「うちには来ないでね」という意思表示に。つまり、飾りつけの盛んな住宅街=トリックオアトリートに適している、という判断基準になります。
おもに週末に行われるショッピングモールや商店街のトリックオアトリートと違い、住宅街はさすがにハロウィーン当日の夜だけ訪問が許されるため、平日だと翌日は親子ともども、どっと疲れが出ます。それでも、クラスでいくつお菓子をもらえたか自慢し合うという子どもの話を聞くと、「今年は火曜日だけど、行こうか…」と、親もがんばってつき合うことに。
ちなみに、ハロウィーン当日に行きつけのハンバーガーショップを仮装して訪れるとハンバーガー1個が無料でもらえ、うちの子どもにとってはいちばんの「お得意さま」となっています。
●日本のハロウィーンとの違いは…
アメリカでも若者世代は、ゾンビの格好で通りを練り歩く「ゾンビウォーク」に、バーやクラブの仮装パーティにと、ハロウィーンの仮装を楽しんでいます。しかし、法律で公道や公園での飲酒が禁じられていることもあって、街全体が近年の渋谷のような無法地帯に、という話は聞きません。もともとアメリカのハロウィーン文化は、古代ケルトの祭礼に起源を持ち、収穫を祝い、悪霊を払う意味合いがあったものが商業的に発展したものとされます。
日本では、そのアメリカのハロウィーン文化の一部である仮装だけが注目されがちですが、前述の通り、よりさまざまな要素が見られるのがアメリカです。皆さんもごきげんな秋をお過ごしください。ハッピー・ハロウィーン!