なかなか片づかない冷蔵庫も便利アイテムとアイデア次第で、食材をムダにしない冷蔵庫に早変わり! シンプルライフ研究家・マキさんの食材をムダにしない、ロスゼロ冷蔵庫をのぞき見させてもらいました。
効率よくスペースを使いこなして今どき!時短冷蔵庫に
引っ越しを機に、冷蔵庫を買い換えたばかりというマキさん。
「2人の子どもたちが今後さらに食べるようになることを見据えて、これまでより大きめサイズを選びました。とはいえ、中に入れる食材などは急に増やしたりせず、6割収納を心がけて、週1回、生協で食材が届く前日には冷蔵庫がほぼ空っぽになるようにしています」
あけたとき、ひと目で中身が見渡せるようにゆるくゾーニングしたり、定位置を決めるのが、食材のロスを防ぐポイント。また、その日の調理に必要なものは、朝のうちに冷蔵不要でも冷蔵庫にまとめておけば、調理時にあちこちから食材を集めてこなくてすみから時短に。
「キッチンの中心にある冷蔵庫の使い方次第で、食材の管理も食事の支度も、グンとラクになりますよ」
早速、食材のロスを減らす方法を紹介します。
●1:6割収納なら出し入れもリセットもラク
メインの冷蔵室は6割収納を徹底。手前のものをどけずに出し入れがしやすく、使いやすい場所に、すぐ使いきりたいものを配置。
冷蔵庫のいちばん取り出しやすい段は使いきりゾーン。その日の夕食用の材料をまとめて入れておきます。「米を浸水させた鍋や、今晩の調理に使う缶詰なども、全部まとめておけば、使い忘れがなく時短にも」
●2:食材を探しやすい“ゆるゾーニング”
野菜室や冷凍室は、場所ごとにゾーニング。「入れるものは毎回違うので、形や用途別にゆるく決めておくのがポイントです」
形も大きさもバラバラの野菜は、ケースでざっくり仕切りを。「向かって右は大きいものや葉野菜、手前真ん中は細長いもの、手前左は丸いもの、奥はフルーツのゾーンに」
傷みやすい葉物野菜は、鮮度保持袋に入れるのを徹底して、さらに早めに使いきるように。「使い忘れたりつぶれたりしないよう、上の方に入れておくのもポイント」
●3:アイテム使いでさらに使い勝手をアップ
調味料ビンや保存容器も、用途や使い勝手を考えたアイテムを厳選すれば、冷蔵庫の使いやすさをバックアップしてくれます!
調味料は、使いやすいサイズのビンにつめ替え。「セラーメイトの調味料ボトルを愛用しています。同じビンでそろえると、料理中も傾け方で分量がわかり、目分量でも調理がしやすいんです」
ESSE11月号の「ロスゼロ冷蔵庫のつくり方」特集では、ほかにもニトリ・無印良品・100円ショップの優秀アイテムを使ってプロが指南する「ロスゼロ冷蔵庫改造」を紹介しています。値上げが続くなか、食材をムダにせず、普段の使い勝手もアップする冷蔵庫アイデアが満載です。