高齢出産の不安を募らせる妻に、夫がまさかのカミングアウト
「本当なら結婚したらすぐに妊活に取り掛かりたかった」という秀美さんですが、気がつけばなにもしないまま1年が過ぎてしまいました。我慢できずに夫に妊活の意思を確認したところ、意外な告白をされたのです。
「こんな夢も希望もない世の中に生まれてくるなんて、子どもがかわいそうだと思う。だから妊活しようと言われても、正直、積極的な気持ちになれないんだ」
●まるで詐欺に遭った気持ちでした
すべての画像を見る(全3枚)秀美さんは、最初にその考えを聞いたとき、「そんな風に考える人もいるんだ」とびっくりしたといいます。
「新しい発想というか、家族をつくることが幸せだと思っていたので、なにか言い返すとか、ケンカになるというより、初めは驚いてしまいました。子どもが欲しいと思う一方で、どこか彼の考え方もわかる気がしたんです。けれど、それなら結婚する前に言って欲しかった。まるで詐欺に遭った気持ちですよ。カミングアウトする機会なんていくらでもあったはず。私が35歳を過ぎて焦っているのを知りながら、いきなりこんな話をされても到底受け入れられません」
結婚1年目に発覚した、夫が子どもを望まない考えであるということ。子どもが欲しいと願う秀美さんが出した結論とは? そのお話はまた次回したいと思います。