●おいしいコーヒーを淹れるための4つの基本

ここで、あらためて大事な基本を教えてもらいました。

(1) 分量を守る

コーヒー豆は一人分10gに対して、お湯は180g(実際は150gですが、湿らせるためのお湯を含んだ場合)をしっかり守りましょう。

(2) 豆は「グラニュー糖」ほどの粗さに挽く

細かすぎず、粗すぎないのがベストです。もし、コーヒープレスで淹れる場合は、粗めに、エスプレッソマシンの場合は細かくします。

(3) 水にこだわる

コーヒーの98%は水なので、水は新鮮で浄水器を通したものが望ましいそう。もし、市販のミネラルウォーターを使う場合は、国産の軟水がおすすめ。

(4) 新鮮なコーヒー豆を使う

常に新鮮に保つためには、保管方法が大切です。豆は酸化スピードが速いため、熱、酸素、湿気が影響しないよう、密閉容器に入れて保存するのがいいそう。もし半月以上で飲みきれない場合は、小分けにして冷凍保存をしましょう。

●初心者におすすめの豆は「コロンビア」産

コロンビア
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市場にはさまざまなコーヒー豆が売られています。どれを購入したらいいのか、わからなくなったときは、「コロンビア」がいいそうです。

「コーヒーはさまざまな産地のものがありますが、とくにコロンビアは、コーヒー生産大国で、バランスのよさが人気です。あらゆるメーカーから出ているので、いろいろ試してみていただきたいと思います」(ネスレ日本・常盤さん)

お気に入りのコーヒー店や、気になるコーヒー豆を売るお店に尋ねてみても、自分なりの発見がありそうですね。

●コーヒーミルの選び方

今回、紹介したのは手動のミルでしたが、これから購入する場合、どのようなものがおすすめなのでしょうか?

「選ぶポイントは、一度に何g挽けるかという容量です。1人分が10gなので、2人家族なら20g一気に挽けるタイプなどは便利なのではないでしょうか。また、各社メーカーでさまざまなものが出ていますがどれも優劣つけがたく、いちばんは自分がテンションの上がるものを選ぶのがベストだと思います」(スターバックス・安藤さん)

コーヒーミル

こういったハンドタイプも、アウトドアにも持って行きやすいので人気です。ケアのしやすさなども決め手になりそうです。

今回、教えてもらったのを機に、「家で最高のコーヒーを淹れたい!」という欲が沸いたOは、早速、コーヒーミルを探す旅を始めようと思いました。