●「将来の夢」が生まれたきっかけは?

その職業が“憧れ”になったきっかけは人によってさまざまです。そこで、「なりたかった職業にまつわるエピソード」をピックアップ。まずは、「憧れに変わった瞬間」に関するものからご紹介します。

花嫁
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「理由は母が本当に父から愛されてて幸せそうだったからお嫁さんに憧れていました。家族として笑いが絶えなくて幸せでした」(神奈川県・40歳)

「店員さんへの憧れとケーキをたくさん食べられると思っていたからケーキ屋さんになりたかったです。いろいろなキラキラしたおいししそうなケーキに囲まれて、かわいい仕事着で仕事をするなんてすてきだと思いました」(福井県・41歳)

「子どもの頃はぜんそくで入院ばかりだったので、病院で優しくしていただいた看護師に憧れて自分もなりたいと考えていました」(静岡県・41歳)

「ひとりっ子なのですが、年が離れた年下のいとこと関わることが多く、保育士が自然となりたい職業になりました」(群馬県・46歳)

「学生時代に乗った飛行機の中で客室乗務員さんに『私も客室乗務員になりたいんです!』と話しかけました。すると、降りるときにコックピットに入れてくれ、『一緒に働けるの待ってますよ』というメッセージカードをいただきました。別の道を見つけて客室乗務員にはなりませんでしたが、とてもいい思い出です」(北海道・45歳)

「憧れの小学校の先生がいました。今でも年賀状の交換をしていますが、子どもを連れて会いに行ったときに、変わらない先生に感動しました」(神奈川県・49歳)

●現実を見るとやはり難しかった…

なかには、憧れていたものの、結局その職業に就くことができなかったという回答も。

マンガ

「中学時代、たまに漫画投稿をしていましたが、箸にも棒にもかからず、また話を考えることと絵で表現することの難しさを痛感し、ヒット作を続々と出している漫画家さんを心から尊敬するようになりました」(神奈川県・39歳)

「まだネット環境がなかった時代、独学で図書館や本屋で漫画について学んだ。好きな作家の模写をしたり、高校もデザイン科へ進学し先々は漫画家にと夢を見ていたが、卒業前の進路相談で親に漫画家コースの学校進学を反対されて断念。かなり田舎に住んでいるので、1人暮らしのお金も用意できず地元で就職し諦めました。つけペンで紙に手描きの時代です。今ならネットで情報が得られ、違う方法で夢を追いかけられただろうなぁ…」(兵庫県・53歳)

「ケーキが好きではなかったけど、ケーキ自体がかわいくてケーキ屋になりたいと思っていました。高校生のときにケーキ屋でバイトした際に、その店のケーキがおいしくなくて、世の中においしくないケーキ屋があると知り、がっかりしてケーキ屋になるのはやめようと思いました」(埼玉県・48歳)

「英語を駆使し、世界各国を飛び回れることにかっこよさを感じたので、客室乗務員になりたかったのですが、身長がいると聞かされたため、背が低い私は早々に諦めてしまいました…」(愛媛県・41歳)

「なんの取り柄もなかったのですが、英語だけは得意でした。得意な英語を仕事にしたいと思ったものの、仕事にしたら唯一の取り柄を嫌いになってしまうのでは…と不安になり、結局英語を使わない仕事に就きました(笑)」(群馬県・38歳)

やはり、好きなものを仕事にするというのは、難しいと考えている方も多いようです。