Instagramからは適切なカーテンの長さがわからない

いちばんの問題は、具体的な長さを決めることでした。Instagramの写真だと、イメージは伝わってくるものの、実際にどれくらいの長さがにしたらよいのかを知る手がかりはありません。

自分たちだけで決めるのは不安だったため、打合せでハウスメーカーのインテリアコーディネーターにも相談しました。少し戸惑った様子のインテリアコーディネーターが語ってくれたのは、以下のようなこと。

・あまりそういうことをされる人はいない
・カーテンは床に触れない方がスッキリしてよいと思う。でも、どうしても希望するというのであれば、否定はしない
・ただし、具体的な長さについてはアドバイスが難しいので、ご自身で決めてもらうのがいいと思う

というわけで、ほしいアドバイスを得ることはできませんでした。結局、自分たちの判断で、天井から床までの長さに10cmをプラスすることに。「少し長すぎたかな」とでき上がりを見るまで、一抹の不安があったのは事実です。

 

仕上がりを見てがっかり。カーテンがだらしない

垂れ下がったカーテン
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いざ、カーテンが完成して取りつけてみると…。その見栄えを見て筆者は愕然としました。

案の定、カーテンの長さが長すぎたのです。

もっともこの問題、10cmという長さ自体ではないような…。そもそもカーテンを引きずるような体裁そのものにあるように感じました。

床と接しているカーテンの下部に見苦しいシワが寄り、筆者にはだらしなく見えるのです。一方妻には、写真で見る限り、これが魅力的に思えていたのでした。

「失敗した」「Instagramの写真だけを信用してはいけないな」と感じました。仕上がりを見た妻も「これは長すぎた。失敗だったね」と残念そう。

InstagramやほかのSNSで見たおしゃれな写真やアイデア。写真の世界では魅力的に見えても、現実ともなると見栄えがイマイチのこともあるようです。家づくりの失敗につながることもあるのだと痛感しました。

カーテンのショールームに足を運んで、実物の使われ方を実際に見たり、担当者に話を聞いてみてもよかったと、今さら後悔も。

カーテンを見かけるたびに、「早く張り替えたい」と感じますが、費用もかかるうえ、日常生活を送るのに不便はなし。レースのカーテンだけなので、気持ちよい光もちゃんとに届きます。

そんなわけで、わが家のカーテンは、今でもちょっとだらしないままです。

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