●小さな目標を設定していけば、前向きに

目標を書く
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関節リウマチとわかってしばらくは、早く治療を受けなかった自分を悔んだり、できなくなったことを嘆いたりしていました。家事も思うようにできない、娘とともに楽しんでいたピアノも弾けなくなったり、強い薬の副作用でつらいとふさぎ込んでいました。

でも、いつまでもクヨクヨしていても仕方ありません。よい薬のおかげで昔より治療しやすくなっているそうだから、今できることを試してみようと徐々に思えるようになりました。

薬の量も上限まで増やしてもらい、理学療法士さんからリハビリも受けるようにしました。また、前を向けるように“小さな目標”をたくさんつくりました。私の場合は指と手首に症状が出ていたので、次のようなものにしていました。

・シャンプーを気持ちよくできるようになる

・炊飯器のご飯をしゃもじで上手くまぜられるようになる

・ペットボトルや瓶のフタを開ける技を覚えて自分でする!

・洗濯ばさみを使えるようになる

・字をちゃんと書けるようになる

このように小さいことを目標にしました。コツを覚えて包丁やキッチンバサミを使えるようになったときは、うれしくて感激しました。そのうち、フィットネスクラブにも再入会して、エアロバイクをこいだりランニングマシーンでゆっくり走ったりできるまでに回復していき、エアロビクスの初級レッスンにも参加できるようになりました。

2020年には右手の手術をすることになり大きな傷跡が残りましたが、再びできるようになったことがたくさんあったため、前向きに捉えることができました。小さな目標をクリアしていくたびに自信が生まれ、強くなっていったのだと思います。

関節リウマチの症状は人それぞれですので、運動の程度や種類については主治医にご相談ください

 

指の腫れや痛みがあっても、かつての私のように「病院へ行くのはなかなか…」という人もいるかと思います。でもどうぞ無理をせず、早めに診察してもらってください。悩みを分かち合う場にも参加したり、具体的な目標を立て病気と前向きにつきあってみたりすることで、少しずつラクになって、人生と前向きに向き合っていけると思います。
参考にしていただけると幸いです。

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