●「自分なりのこだわりのラインがある」(村元さん)

――チームを結成してからいちばん好きな衣装はどれですか?

高橋:全部いいよね。あえて選ぶなら、僕は結構『Conga』(22-23年RD)が好きかな。着ていてテンションが上がるっていうか。

村元:私は『ソーラン節』(21-22年RD)かな。和風だけどモダンな感じが。あと、私も『Conga』はテンションが上がるから大好き。

オペラ座の怪人
22-23年FD『オペラ座の怪人』原孟俊さん作 ©Keiko Asakura
すべての画像を見る(全4枚)

――他の衣装の思い出などはいかがでしょう。

村元:やっぱり『オペラ座の怪人』はすごくこだわったんじゃない?

高橋:うん、『オペラ座』は哉中ちゃんの衣装がすごいよね。生地も何種類使ってるんだっけ? 近くで見るといろんな生地が使われているんだよね。

村元:それもそうだし、ふわっとさせるために硬めのスポンジみたいなものを折って(背面の)腰のところに貼ってあるんです。

高橋:そうするとシルエットがふわっとして。

村元:縫ってあるので見えないと思うんですけど、そういうこだわりもありました。

高橋:ちょっとクラッシーなコルセットとスカートのふわっとした感じと。でも、ふわっとなりすぎるのもだいやったし。

村元:お尻が大きく見えすぎちゃうから。

高橋:あ、そうだ、哉中ちゃんはお尻が大きく見えるのをすごく嫌っていて(笑)。

村元:絶対ダメ。あ、それはNGだ。

高橋:僕は嫌いじゃないんですけど、哉中ちゃんがいやみたいで。

――それはどうしてですか?

村元:自分なりのラインが崩れちゃうというか。気になっちゃいますね。

ソーラン節
21-22年RD『ソーラン節』原孟俊さん作 ©Keiko Asakura

――高橋さんはそういう理想のラインはありますか?

高橋:僕は足と腕が長く見えるように(笑)。あとは背中のラインかな。ちょっと猫背なので、首の後ろはガッツリ身体にフィットさせずに少し抜くんですよ。

――着物みたいに?

高橋:襟の後ろをこう(抜くように)立ててもらうと、首がまっすぐ見えるんです。だから襟は絶対抜いてとお願いしています。

村元:全然違うよね。

高橋:これは昔からうるさくて(笑)。あとはパンツの腰のところ。タイトにする位置をちょっと上にしてもらっています。