小上がりにしたことで、残念に感じたこと
住んでみたら、残念に思うことも少しありました。それは、当初、心配していた上り下りとは関係のないことも含まれます。
1.つり下げタイプの照明がつけられない
すべての画像を見る(全8枚)和室には、つり下げタイプの丸いぼんぼりのような照明を絶対につけたいと思っていました。しかし、小上がりにしたせいで、床から天井までの高さがたりません。照明と頭がぶつかってしまうのです。これは盲点でした。
コードを無理やり短くまとめて、強引につり下げたところで、確実に見栄えは悪くなります。そこで、諦めてシーリングライトを採用しました。小上がりとつり下げ照明。わが家のケースでは、両方を手に入れるのは難しかった!
2.ロボット掃除機だけで、掃除が完結しない
段差があるので、ロボット掃除機では掃除できません。わが家はもともとロボット掃除機を使うつもりはなかったので、当初はこの点を気にもとめませんでした。
しかし、この家に暮らして3年、柴犬が家族の一員として加わることに。柴犬は年に2回換毛期あり、そのときはとにかく抜け毛が増えます。
新築時は掃除機をかけるモチベーションが高かった筆者も、今では、「もう掃除は、ロボット掃除機に任せようかな」というマインドに。もし採用したら、小上がり部分は手動での掃除になってしまいます。
3.引き出し収納前に家具やマットを置きづらい
小上がりの最大のメリットは、床下収納だと思います。しかしそのメリットが、デメリットにもなるという盲点がありました。
それは、引き出しを引き出すためのスペースには、ものを置いて置けないということです。
わが家の場合、この写真のように、青い部分をフリースペースとしてキープしておく必要があります。引き出しの奥行きは117cm、横幅は210cmあるので結構広い…。
引き出しを快適に使いたいなら、マットや家具はこのスペースには置けません。そのため、家具の配置やリビングの使い方に制約が生じるのです。これが結構不便。
結局、このスペースになにも置かない、ということは筆者には不可能でした。犬が小上がりを上り下りする際の負担軽減のため、ごろ寝マットを敷く必要が生じたからです。
引き出しの前にものを置くとやはりジャマ。ずらすひと手間が、せっかくの収納が、使いづらくなりました。そのうえ、ごろ寝マットを気に入ったお犬さまが、ここでよくウトウトしているので、ますます使いにくい!
以上、わが家の小上がり和室についてでした。想像してたこととちょっと違うところもありますが、それでもわが家は小上がりにしてよかった! 当初の目論見どおり、インテリア性と収納力に満足しています。