間取り（リノベーション前後）
リノベーション前
リノベーション後
洗面室を広くしたいという希望を実現するため、1階の回遊動線をあえて遮断。廊下だったスペースを洗面室とWIC（コートクローク）に。
2階は間取り変更を最小限にしてコストを抑え、長く過ごす1階のこだわり部分に予算を投入しました。
海外風のアクセントが効いた住まいが完成
庭と一体感のある広くて開放的なLDKにするため、「当初は玄関ホールとLDKの間仕切り壁を撤去して1階全体をLDKに、という希望があったんです」と夫。
設計担当者から撤去できない柱が残ることや、冷暖房効率が悪くなることについての説明があり、壁を残して2つの空間を室内窓でつなぐことにしました。そのおかげで、リビングにいながら北側に広がる竹林まで眺められるように。
庭側の窓は、開口部を拡大して大きなサッシに交換。段差のあったテラスは、室内の床高とそろえたデッキに一新したことで、庭との一体感も高まりました。
「LDの内装は極力シンプルにして、家具や植物でアクセントをつけることにしました」と夫。床面がすっきりするよう、フローリングは幅広のものをチョイス。
海外旅行が好きで、ブラジルのアマゾン川流域をはじめ、キューバやアイスランドなど、さまざまな国々を旅してきた夫妻。パントリーは地中海の小さな食堂の食料庫、コートクロークは英国のアンティークショップと、スペースごとにテーマを設けたというのがユニークです。
夫は「室内なのに外のような雰囲気が感じられるリビング」が、妻は「女友達みんなにほめられるパントリー」がとりわけお気に入り。そして、子どもが元気に動き回れる環境を得たことを、なによりうれしく感じているふたりです。
もともとは別荘として建てられたため、ゆとりが感じられる階段。ここにも室内窓を設置して、明るさと抜け感を確保しました。
室内窓とガラス入りのドアで、LDとのつながり感を演出した玄関ホール。階段脇のコートクロークは、子どもの保育園用の荷物の収納にも重宝しています。
床はヘリンボーン張りに。レトロなゲタ箱は既存を生かし、取っ手だけ交換しました。
北側の竹林を切り取るピクチャーウインドゥ。
既存を生かした階段下の物入れは、今は長女の遊び場に。「ここで寝たい！」と、泊まりに来た友人の子どもたちに大人気だったとか。
