帰省シーズン、年を重ねた親の住む実家を見て、終活を考えてしまうもの。ところが家族間のことなのに、スムーズに進まないことが多いと言います。そこで、親子で気持ちよく片づけをするために心得ておきたいことを、片づけヘルパーの永井美穂さんに教えてもらいました。

関連記事

実家の片づけで「やってよかった」こと。高齢親の気持ちを変えた“成功”のきっかけとは

実家の片づけの際に心に留めておきたいこと

実家の片づけ
実家の片づけをスムーズに進めるためには?(※写真はイメージです)
すべての画像を見る(全3枚)

親子で気持ちよく片づけを進めるために、心得ておきたいことを6つ紹介します。

 

●1:長期戦になることも視野に入れる

片づけはあくまで親のペースで進めるのが鉄則。
「一気に片づけたい気持ちを抑え、親の気持ちや体力、都合を最優先にしながら進めましょう。そのときの状況を見ながら数回にわたって訪れるなどして、少しずつ片づけていくように。焦らない気持ちが大切です」

 

●2:勝手な判断でものを捨てない

実家の片づけイラスト

どうせ把握していないからと、親のものを勝手に捨てないこと。
「自分から見たらガラクタでも、親にとっては大切なものかも。ゴミのように勝手に捨てられることほど、悲しいことはありません。小さなものでも必ず親の意見を聞いてから処分方法を決めてくださいね」

 

●3:「捨てる」「汚い」「こんなのいらない」はNGワード

自分には不用品に見えても、はっきり「捨てる」と伝えるのはNG
「親自身がそう言われている気分になることもあるので、親子の仲でも言葉選びは慎重に。片づけは捨てることだけではありません。もし、使っていないものなら捨てる以外の選択肢を一緒に考えてみて」