傾斜軽減工事が発生。その分、費用はかさむ結果に

外構工事前
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筆者宅の土地は形がいびつなことに加えて傾斜があります。

じつはわが家の場合、外構はハウスメーカーとは別の業者に発注することにしていました。外構業者も自分で探したので、ハウスメーカーは関与していません。ですから家は無事に建てられたものの、外構は整え終わっておらず、駐車場の傾斜がきついまま。

外構業者に見てもらったところ、勾配は5~6度ほどとのこと。生活するにはかなりきつい傾斜と言われました。

今考えると、土地選びのときに同行してくれたハウスメーカーの担当者は、外構工事まで請け負っていないので、傾斜で余計な工事費がかかる可能性があることを、教えてくれなかったのだと思います。

この傾斜のせいで、外構工事を行うまでは、クルマのエンジンをふかさないと敷地に入れませんでした。駐車するときもクルマを斜めに停めないと心配な状態。

 

傾斜軽減工事

そこで、傾斜軽減工事を行うことに。実際に行った工事は、以下の3点です。

・駐車場部分の土を削って段差を軽減する
・駐車場は1台分コンクリートに。そのほかは砂利敷きにする
・できた段差は擁壁で土留めをし、階段をかけて玄関へのアプローチを整える

見積もりを取って、初めて金額を知り驚きました。

これらにかかった総額は110万円ほど。そのうち、擁壁や階段の施工など、傾斜がなければやらずにすんだ工事費が約70万円もあったのです。

いびつな形ということで、周辺の形のいい土地よりも数十万円安く購入できたものの、住みやすくするために、追加工事をしたことでお得感はなくなりました。見た目も整い住みやすくなりましたが、複雑な心境です。

いびつな形については、家づくりにおいて大きな支障なくことが進みました。しかし、傾斜については、費用がかさむという結果となりました。

傾斜した土地の場合、住みやすくするためには、やはり階段をつける、土を削るなどの工事が必要となるケースがあります。「お得かも?」と思っても、土地選びの際、傾斜の有無や程度を、しっかり確認することが重要だと感じました。

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